年をとっても記憶力が優れている「スーパーエイジャー」の脳に見られる特徴とは?

「スーパーエイジャー」とは、80歳以上でありながらエピソード記憶のテストで50代と同等かそれ以上の成績を残した、記憶力に優れている高齢者のことです。そんなスーパーエイジャーの脳をその他の人々と比較した研究により、スーパーエイジャーの脳にみられる特徴が明らかになりました。
Human hippocampal neurogenesis in adulthood, ageing and Alzheimer’s disease | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-026-10169-4

As SuperAgers age, they make at least twice as many new neurons as their peers - Northwestern Now
https://news.northwestern.edu/stories/2026/02/as-superagers-age-they-make-at-least-twice-as-many-new-neurons-as-their-peers
Superagers’ brains have a ‘resilience signature,’ and it’s all about neuron growth | UIC today
https://today.uic.edu/superagers-brains-have-a-resilience-signature-and-its-all-about-neuron-growth/
Superagers' 'Secret Ingredient' May Be The Growth of New Brain Cells : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/superagers-secret-ingredient-may-be-the-growth-of-new-brain-cells
人間の記憶中枢である海馬において、新たな神経細胞が誕生する神経発生が成人になった後も行われているのかどうかは、長らく議論の的となってきました。
1998年の論文では成人の海馬でも神経発生が行われる可能性があると示されましたが、2018年の論文では思春期を過ぎると神経発生が徐々に停止すると報告されるなど、海馬の神経発生は依然として注目のトピックです。
今回、イリノイ大学シカゴ校やノースウェスタン大学、ワシントン大学などの研究チームは、さまざまなグループから収集した死後の海馬組織のサンプルを分析。海馬における神経発生の生物学的マーカーを特定できるかどうかや、グループ間で神経発生の度合いに違いがあるのかといった点を調べました。
脳サンプルを提供したのは「20~40歳の健康な若年成人8人」「60~93歳の健康的な老人8人」「86~100歳のスーパーエイジャー6人」「80~94歳でアルツハイマー病の兆候がみられた前臨床期の6人」「アルツハイマー病の診断を受けた70~93歳の老人10人」という5つのグループでした。

研究チームはまず、成人の脳における海馬の神経発生経路を明らかにするため、若年成人の脳組織を調査しました。次に、海馬から単離した35万5997個もの細胞核を解析して、細胞発達の3段階である「神経細胞に分化できる幹細胞」「分化過程の幹細胞である神経芽細胞」「機能発現寸前の未熟な神経細胞」を探索したとのこと。
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