サイエンス

夜型人間は心臓発作や脳卒中のリスクが高いことが判明


世の中には朝型の人もいれば夜型の人も存在し、自分の生活リズムと仕事や学校のスケジュールが合わずに苦労することもあります。合計32万人以上の被験者から収集したデータを分析した研究により、「夜型人間はそれ以外の人と比べて心臓発作や脳卒中のリスクが高い」という結果が明らかになりました。

Chronotype, Life’s Essential 8, and Risk of Cardiovascular Disease: A Prospective Cohort Study in UK Biobank | Journal of the American Heart Association
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/JAHA.125.044189


Major Study Links Being a Night Owl to Higher Heart Attack And Stroke Risk : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/major-study-links-being-a-night-owl-to-higher-heart-attack-and-stroke-risk

24時間周期で変動する概日リズムは眠くなる時間や起きる時間を調整するだけでなく、臓器系の同期や心拍数、血圧、ストレスホルモン、代謝など体のさまざまな機能に影響を及ぼします。概日リズムは人それぞれ異なっており、これまでの研究では夜型の概日リズムを持つ人は健康上の問題を抱えやすく、高い喫煙率や運動不足といったリスク因子を抱えている割合も高いことが示されていました。

今回、アメリカのハーバード大学医学大学院で客員研究員を務めるシナ・キアネルシ氏らの研究チームは、イギリスで収集された巨大な健康データベースであるUKバイオバンクのデータを用いて、睡眠タイプ(クロノタイプ)と心血管疾患の発症リスクや因子について分析を行いました。

分析対象となったのは、心血管疾患の既往歴がない39~74歳の中高年32万2777人でした。自己申告に基づいて睡眠タイプを分類したところ、全体の8%が夕方や夜に心身ともに活発となる「夜型」、約4分の1が日中に最も生産性が高く就寝時間が早い「朝型」、残りがその中間に位置する「中間型」でした。

研究チームは、被験者らが心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクに加え、アメリカ心臓学会が心臓の健康を改善するために気を付けるべきだと提言する「Life's Essential 8」についても調査しました。Life's Essential 8は「活発な身体活動」「喫煙を避けること」「十分な睡眠」「健康的な食事」「血圧」「コレステロール」「血糖値」「体重」という8つのリスク因子を基にスコアを算出し、スコアが高いほど心血管疾患の健康状態がいいことを表しています。


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in 無料メンバー,   サイエンス, Posted by log1h_ik

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