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約288億円相当の仮想通貨をインド当局が押収、投資詐欺で起訴され逃亡中のBitConnect創設者が所有


インド法執行局が、詐欺で起訴されるも逃亡中だったBitConnectの創設者が所有していた約1億9000万ドル(約288億円)相当の仮想通貨を押収したと発表しました。これはインドの法執行機関の捜査における押収額としては過去最大規模と見られています。

Ahmedabad: ED seizes cryptocurrency worth Rs1,646 crore in Bitconnect investment fraud | Ahmedabad News - The Indian Express
https://indianexpress.com/article/cities/ahmedabad/ahmedabad-ed-seizes-cryptocurrency-worth-rs1646-crore-in-bitconnect-investment-fraud-9838068/


ED makes biggest single-day seizure as part of $2.4 bn global crypto scandal - The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/news/india/ed-makes-biggest-single-day-seizure-as-part-of-2-4-bn-global-crypto-scandal/articleshow/118223898.cms

BitConnectは2016年11月から2018年1月まで運営された仮想通貨の貸し付けプラットフォームで、「資金を預けることで月40%もの収益が得られる」「年利3700%のリターンを提供する」とうたって展開されていました。しかし、実際は新しい投資家から集めた資金をそれまでのプラットフォーム参加者に利子を支払っていたことが判明し、ポンジスキームの一種であるとして起訴されています。

「年利3700%のリターン」をうたった仮想通貨貸付業者のBitConnectが詐欺の疑いで訴えられる - GIGAZINE


BitConnectをアメリカで展開していたプロモーターは逮捕され、2022年9月に禁錮38カ月の判決を受けていますが、BitConnectの創設者であるサティシュ・カンバハニは逃亡中でした。カンバハニは世界中の個人投資家を相手に詐欺を行っていたことがわかっており、アメリカだけでもBitConnect関連を含む6件の投資詐欺の告発を受けています。

インド法執行局のアフマダーバード市署は、ウォレットの出どころと管理者を隠すために行われた複雑な取引を徹底的に追跡し、収集した現地情報も合わせることで、カンバハニが抱えていた仮想通貨約1億9000万ドル分を押収することに成功しました。


また、すでにアフマダーバード市署はカンバハニが所有していた約5640万ドル(約85億6000万円)相当の動産や不動産を差し押さえています。

関係者によると、カンバハニが国外逃亡しないようにすでに警戒通達が出されており、法執行局は近日中に身柄を拘束する予定だとのこと。カンバハニは電信詐欺共謀やマネーロンダリングなど複数の罪に問われており、すべての罪で有罪となれば最大で禁錮70年の刑を言い渡される可能性があります。

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in メモ, Posted by log1i_yk

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