メモ

崩壊したFTXの元CEOは口座凍結解除を求めて中国政府関係者に4000万ドルの賄賂を送っていた


2022年11月にアメリカ連邦法に基づく破産手続きを申請した仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード元CEOが、口座凍結解除を求めて、中国政府の関係者に4000万ドル(約52億7000万円)の賄賂を送っていた事実が明らかになりました。

Sam Bankman-Fried paid Chinese officials $40 million to unfreeze his crypto, new charges claim - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/sam-bankman-fried-chinese-bribe-40-million/


SBF paid $40M bribe to unfreeze crypto trading accounts in China, US charges | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2023/03/sbf-paid-40m-bribe-to-unfreeze-crypto-trading-accounts-in-china-us-charges/


Sam Bankman-Fried accused of sending a $40 million crypto bribe to Chinese officials - The Verge
https://www.theverge.com/2023/3/28/23660076/sam-bankman-fried-accused-bribe-chinese-officials-ftx

Sam Bankman-Fried Faces New U.S. Indictment Over Chinese Bribery Charge
https://www.coindesk.com/policy/2023/03/28/sam-bankman-fried-faces-new-us-indictment-over-chinese-bribery/

この事実は、3月28日(火)に追加された起訴状により明らかになったもの。すでにサム・バンクマン=フリード元CEOは12件の罪状で起訴されていますが、新たに贈収賄の罪が加わった形です。


元CEOは2021年11月、FTXの姉妹会社にあたるAlamadaに関連する口座の凍結を解除するためさまざまな手を尽くしましたがうまくいかず、最終手段として、便宜を図ってもらうために仮想通貨4000万ドル相当(約52億7000万円)を中国当局の担当者1人または複数人に送っていたとのこと。

また、凍結解除の確認後にさらなる送金が行われたことも確認されているそうです。

バンクマン=フリード元CEOは、FTXの顧客・投資家などを相手とした詐欺罪や、詐欺行為を企てた共謀罪などの容疑で2022年12月に逮捕されました。

by Bybit

なお、バンクマン=フリード元CEOは逮捕直後に2億5000万ドル(約330億円)の保釈金を支払って保釈されていますが、新たな保釈条件としてスマートフォンの使用が禁止となりました。元CEOは保釈期間中に、スマートフォンで同僚に連絡しようとしたことが指摘されています。またノートPCも再提出が求められていて、特定のサイトにしかアクセスできないような設定が施されることになっています。

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in メモ, Posted by logc_nt

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