YouTubeの一部の埋め込み動画で「タイトルをクリックしても元動画にアクセスできない」という仕様変更が実施されたことが判明
YouTubeが一部のニュースサイト向けに提供している特別版埋め込みプレイヤーの仕様を変更し、埋め込みプレイヤーからYouTube上の動画ページへのアクセスが難しくなっていたことが明らかになりました。
YouTube quietly made some of its web embeds worse, including ours - The Verge
https://www.theverge.com/2024/12/12/24318124/youtube-player-cant-click-title-sigh
YouTubeは一部のニュースサイトに対して「YouTube Player for Publishers」と呼ばれる特殊な埋め込みプレイヤーを提供しており、一般的な埋め込みプレイヤーとは異なる見た目のUIや、広告表示のカスタム機能などの特典を与えています。このYouTube Player for Publishersの埋め込みプレイヤーの仕様が変更され、YouTube上の元動画へのアクセスが困難になりました。
まず、一般的な埋め込みプレイヤーの例が以下。GIGAZINEなどのサイトに使われている一般的な埋め込みプレイヤーの場合、タイトル部分がクリック可能になっています。
タイトルをクリックするとYouTube上の動画ページにアクセスできます。
そして、YouTube Player for Publishersの埋め込みプレイヤーの例が以下。タイトルは表示されているものの、クリックしても何も起こりません。また、「後で見る」「共有」「情報」などのボタンも表示されていません。
プレイヤー内を右クリックして「動画のURLをコピー」をクリックすればURLをコピー可能ですが、YouTube上の動画ページにアクセスするには「URLをコピーしてアドレスバーに貼り付けてEnterキーを押す」という操作が必要なためかなり面倒です。
YouTube Player for Publishersの提携先の1つであるThe Vergeによると、仕様の変更は2024年初頭頃に実施されたとのこと。The Vergeは「YouTube Player for Publishersを使うと、YouTube標準より高いレートの独自広告を表示できる」「YouTubeへのリンクを含めるには、YouTubeの標準埋め込みプレイヤーを使用し、広告のコントロールをYouTubeに譲り渡す必要がある」とコメントしています。
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