ノートPCのウェブカメラでLEDを点灯させずにこっそり撮影するハッキングが可能である事が実証される
Linuxカーネルセキュリティエンジニアのアンドレイ・コノヴァロフ氏が、ThinkPad X230に付属しているウェブカメラのLEDがコードで制御できることを実証しました。これにより、マルウェアはLEDを点灯させずユーザーに気付かれることなくウェブカメラを使用して撮影することが可能とのことです。
GitHub - xairy/lights-out: Tools for controlling webcam LED on ThinkPad X230
https://github.com/xairy/lights-out
2024, PoC: Lights Out: Covertly turning off the ThinkPad webcam LED indicator
(PDFファイル)https://powerofcommunity.net/poc2024/Andrey%20Konovalov,%20Lights%20Out%20-%20Covertly%20turning%20off%20the%20ThinkPad%20webcam%20LED%20indicator.pdf
韓国で毎年開催されている国際セキュリティ・ハッキングカンファレンスのPOCにおいて、コノヴァロフ氏は「どのようにThinkPadのウェブカメラのLEDを操作したのか」についての講演を行いました。それに加えて実際にThinkPadのLEDを操作するツール「Lights Out」を作成し、GitHubで公開しています。
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