集英社が8つの海賊版サイトを告発するためGoogle・PayPal・VISAに情報開示請求
by Nina
週刊少年ジャンプなどで知られる集英社が、Google、PayPal、VISAの3社に対して漫画を無許可でダウンロードできるようにしている海賊版サイトについての情報を開示するよう求める法的措置を、アメリカの裁判所に申請していたことがわかりました。
Shueisha Hunts Manga Pirates But Needs Google, PayPal & VISA to Assist * TorrentFreak
https://torrentfreak.com/shueisha-hunts-manga-pirates-but-needs-google-paypal-visa-to-assist-241029/
アメリカの合衆国法典第28編第1782条(28 US Code § 1782)では、裁判を起こそうとしている海外の当事者が第三者であるアメリカの企業などに証拠の開示請求を行えることが規定されており、そのような手続きは「ディスカバリー」と呼ばれています。
集英社は、以前にも海賊版サイト「漫画BANK」を訴えるべく、ディスカバリー制度を利用してGoogleに情報提供を求めたことがあります。
集英社がGoogleに海賊版サイト「漫画BANK」を訴えるため情報の開示を要請 - GIGAZINE
今回の情報開示請求に先立ち、集英社は2024年4月に、集英社の漫画を違法に配信している海賊版サイトの運営者に関する情報を得るべく、Cloudflareにデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいた申し立てを行っていました。
デジタル著作権やプライバシー、ファイル共有などに関する情報を扱うニュースサイト・TorrentFreakによると、海賊版サイトはCloudflareのサービスを通じてサイトを運営するのが一般的だとのこと。
・関連記事
集英社がGoogleに海賊版サイト「漫画BANK」を訴えるため情報の開示を要請 - GIGAZINE
劇場版「僕とロボコ」2025年4月公開に向けてスーパーティザービジュアル解禁 - GIGAZINE
無料で「少年ジャンプ」の超豪華な過去連載マンガを読めてTシャツまで作れるマンガアプリ「少年ジャンプ+」 - GIGAZINE
週刊少年ジャンプと週刊少年マガジン初の合体本「少年ジャンマガ」が誕生、超レアな特別記念号は圧巻の2264ページ - GIGAZINE
セリフの表現規制が原因で「銃夢 LastOrder」、集英社ウルトラジャンプから講談社イブニングへ移籍か - GIGAZINE
・関連コンテンツ