セキュリティ

GitHubの通知メールを利用してセキュリティチームだと思い込ませようとするマルウェアが登場


オープンソースソフトウェア(OSS)を開発しているイアン・スペンス氏が、GitHubの通知メールを悪用するマルウェアの存在をブログで報告しました。

GitHub Notification Emails Hijacked to Send Malware - Ian's Blog
https://ianspence.com/blog/2024-09/github-email-hijack/


スペンス氏はGitHub上でOSSの開発に携わっており、頻繁にGitHubから通知メールを受け取るそうです。あるとき、スペンス氏は以下のようなメールを受け取りました。メールには「リポジトリにセキュリティ上の脆弱性(ぜいじゃくせい)が検出されました。詳しくは私たちのサイトにお問い合わせください」と書かれており、差出人は「Github Security Team」となっています。


実際のところ、メールはセキュリティチームからのメッセージではなく、単なるGitHubのIssueが新たに立てられた時の通知メールです。Issueの内容はユーザーが自由に記述できる場所であり、そのためメールの赤枠部分は攻撃者が悪意を持って書いたものというわけ。


スペンス氏がリンクをクリックしてみると下図のようにCAPTCHAを要求する画面になりました。


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in セキュリティ,   無料メンバー, Posted by log1d_ts

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