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Metaがロシアメディアの「RT」をBAN、バイデン政権が「RTはロシアの諜報機関の手先」と非難したことを受けて


FacebookやInstagram、WhatsAppなどを展開するMetaが、ロシアの実質的な国営メディアであるロシア・トゥデイ(RT)をBANすると発表しました。この決定は、アメリカのジョー・バイデン政権が「RTはロシア政府の諜報(ちょうほう)機関の手先として世界中で情報戦を行っている」と非難したことを受けたものとみられます。

Meta bans RT days after U.S. accused Russian outlet of disinformation
https://www.nbcnews.com/news/us-news/meta-bans-rt-russian-disinformation-rcna171402


Meta bans Russian state media for 'foreign interference' | Reuters
https://www.reuters.com/business/media-telecom/meta-bans-rt-other-russian-state-media-networks-2024-09-17/

Facebook owner Meta bans Russia state media outlets over 'foreign interference' | AP News
https://apnews.com/article/meta-facebook-instagram-whatsapp-russia-92a22a9681119d7d8ce217f8429e3c3d

アメリカ政府は2024年9月13日、RTがロシア政府とのつながりを隠しながら南米・ヨーロッパ・アフリカのメディアを通じて、秘密裏にロシアのプロパガンダを推進していたと非難しました

RTはアフリカで展開している「African Stream」というオンラインプラットフォームの背後にいるほか、ドイツではベルリンを拠点とする「Red」という英語ウェブサイトを秘密裏に運営しているとのこと。また、フランス語話者をターゲットにしたプロジェクトのために、パリでジャーナリストを雇ったと報告されています。


アメリカ政府の当局者によると、RTはロシアの諜報組織とつながりのあるサイバー諜報部隊を組み込んでおり、ロシア軍の資金や武器を確保するためにクラウドファンディングサービスを利用しているとのこと。国務省は声明で、RTやSNSチャンネルを通じて運営されている大規模なクラウドファンディングプラットフォームが、スナイパーライフルや防護服、暗視ゴーグル、無人ドローン、無線機器、ディーゼル発電機などを調達しているとしています。

アントニー・ブリンケン国務長官は、「RTは長年のプロパガンダや偽情報の発信といった活動と同様に、新たに身につけた諜報能力も隠されたままであることを望んでいます。ロシアのウソに対する最も強力な解毒剤は真実です。私たちの発表は、ロシア政府が闇に紛れてやろうとしていることに、明るい光を当てています」と記者団に語りました。


こうしたアメリカ政府の発表が行われた直後の9月16日、ソーシャルメディア大手のMetaが自社プラットフォームでRTを禁止することを発表しました。Metaの広報担当者は、「慎重に検討した結果、ロシアの国営メディアに対する継続的な取り締まりを拡大しました。RTおよびその他の関連事業体は現在、外患誘致活動のため当社のアプリから世界的に禁止されています」と声明で述べています。

Metaが運営するサービスにはFacebookやInstagram、WhatsApp、Threadsなどが含まれており、RTはFacebookで720万以上、Instagramで100万以上のフォロワーを持っていました。以前からロシアではFacebookやInstagramへのアクセスがブロックされていたため、ロシア国内への影響はあまり大きくないかもしれませんが、WhatsAppは依然として数百万人のロシア人に利用されているとのこと。

この動きに対してロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、「ロシアのメディアに対するこのような選択的な行動は受け入れられません。これらの行動でMetaは自らの信用を失墜させています。私たちはこの決定に対して非常に否定的な姿勢をとっています。そしてもちろん、これはMetaとロシアの関係正常化の見通しを複雑なものにします」と述べ、Metaを強く非難しました。

なお、YouTubeも9月16日に、ロシア政府が支援するメディアと関係する数百のチャンネルを削除しました。広報担当者はNBCニュースに対し、「アメリカ政府の制裁に従うという私たちの継続的なコミットメントの一環として、AVO TV NovostiとRossiya Segodnyaに関連する230以上のチャンネルを終了しました。これらはすでに、視聴者にはブロックされていました」と述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1h_ik

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