ナチス・ドイツのローレンツ暗号を解読する計算機「Colossus」をバーチャルで忠実に再現した「Virtual Colossus 3D」

第二次世界大戦中、ドイツのローレンツ暗号を解読するためにイギリスで開発された暗号解読器が「Colossus」です。このColossusをバーチャル空間に復元し、周囲からじっくり観察してスイッチをいじれるようにした「Virtual Colossus 3D」が公開されています。
Virtual Colossus 3D
https://www.virtualcolossus.co.uk/colossus3d/
Colossusは1943年に登場した暗号解読器で、複数の電子機器が搭載されたことから「世界最初のプログラム可能なデジタル機器」とも呼ばれています。大戦中のわずかな期間だけ使用され、その存在は1970年代まで公表されませんでした。
そんなColossusをバーチャル空間に再現したのがVirtual Colossus 3Dです。上記リンクをブラウザで開くとColossusにアクセスできます。WASDキーまたは矢印キーで空間を移動することが可能。画面をクリックすると視点を上下左右に動かせるほか、Spaceキーでジャンプ、Shiftキーでしゃがみが可能です。

膨大な量のケーブル・スイッチに近づいてじっくり観察することができます。一部のスイッチはクリックして動かすこともできます。

特定の部位にはクエスチョンマークが付いていて、クリックするとその部位についての解説を読むことが可能。

実際にローレンツ暗号を解くこともできます。暗号解読のチュートリアルを表示するには「How to decrypt a Lorenz message」をクリック。

導入とチュートリアルが表示されます。

一部のチュートリアルでは、文字をクリックすると対応する部位を光らせてくれます。

気になる人はぜひリンク先から解いてみてください。

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in ウェブアプリ, Posted by log1p_kr
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