PayPalが全従業員の9%に相当する約2500人を解雇
2024年1月30日、オンライン決済サービスのPayPalが、全従業員の9%に相当する約2500人の従業員を解雇したことを発表しました。PayPalによる大規模な従業員削減は、2023年2月に続いて2度目です。
Press Release: Preparing for the Future
https://newsroom.paypal-corp.com/2024-01-30-Preparing-for-the-Future
PayPal to Cut 9% of Staff in Companywide Layoffs — The Information
https://www.theinformation.com/articles/paypal-begins-company-wide-layoffs
PayPal (PYPL) to Cut Around 2,500 Jobs as Rivals Snag Market Share - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-01-30/paypal-to-cut-around-2-500-jobs-as-rivals-snag-market-share
PayPal begins more layoffs | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/01/30/paypal-begins-more-layoffs/
PayPalの社長兼CEOであるアレックス・クリス氏が従業員に対して発表したメッセージによると、従業員削減はPayPalの事業の適正化を図るとともに、顧客へのサービス提供や成長機会の促進を進めるためのものだとのこと。
今回の人員整理の対象は、全従業員の約9%に相当する約2500人で、PayPalは「最大限の敬意や思いやりを持って解雇の対象となった従業員のサポートを行います」と述べています。また、解雇の対象となった従業員には2024年2月3日までに通知が行われます。
クリス氏は今回の従業員削減について「組織全体で、より効率を高めつつ、自動化の導入やテクノロジーの統合を行い、チーム内の複雑さや事業の重複を減らす必要があります。これらを実現するためにやるべきことはたくさんあり、今回の従業員削減は困難ではありましたが、必要な決断の一つです」と述べています。また、クリス氏は2024年のPayPalを「変化の年」として位置付けています。
クリス氏によると、2023年第3四半期のPayPalは、同社の「コストベースと複雑な構造」に伴って成長が遅れているとのこと。そのため、PayPalは営業利益を高めるために対処を行う予定であることを報告しています。
PayPalによる大規模な従業員削減は、2023年2月に続いて2度目で、前回は全従業員の約7%に当たる約2000人の従業員の解雇が行われました。
PayPalが全従業員の7%に相当する約2000人を人員整理 - GIGAZINE
・関連記事
PayPalが全従業員の7%に相当する約2000人を人員整理 - GIGAZINE
PayPalがビットコインなどの一部仮想通貨の送受信に対応 - GIGAZINE
PayPalでサイバー攻撃が発生し約3万5000人分の個人情報が流出していたことが判明 - GIGAZINE
GitHubスポンサーがPayPalのサポートを停止、「支援はクレジットカードかデビットカードで」とGitHub - GIGAZINE
PayPalがアメリカドルのレートと固定したステーブルコイン「PayPal USD」を発表、大手金融機関では初めての動き - GIGAZINE
・関連コンテンツ