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GitHubスポンサーがPayPalのサポートを停止、「支援はクレジットカードかデビットカードで」とGitHub


GitHubが公式ブログを更新し、2月23日以降、開発者に経済的支援が可能な「GitHubスポンサー」の支払いがPayPal経由ではできなくなることを発表しました。

GitHub Sponsors will stop supporting PayPal | GitHub Changelog
https://github.blog/changelog/2023-01-23-github-sponsors-will-stop-supporting-paypal/


GitHubは2023年1月23日にブログで、「2月23日より、GitHubスポンサーは支払い処理者としてPayPalをサポートしなくなります。そのため、PayPalを使用して個人または団体のスポンサーになることはできなくなります」と発表しました。

GitHubによると、現在PayPalを使用してGitHubで開発者のスポンサーになっている場合は、GitHubの支払い方法をクレジットカードまたはデビットカードによる支払いに更新する必要があるとのこと。

スポンサーには、以下のような案内メールが届きます。

GitHub joining the "screw PayPal" crew pic.twitter.com/DuW020LGeY

— arturo182 ???? (@arturo182)


GitHubスポンサーがPayPalのサポートを打ち切る理由は、記事作成時点では不明です。また、サポート停止まで1カ月と、発表が突然になった原因も分かっていません。


この一件を取り上げたソーシャルニュースサイトのHacker Newsのスレッドでは、「おそらくセキュリティ上の問題があったのでしょう。もしくは両社の交渉が破談したかです」と推測するコメントが書き込まれているほか、「GitHubがスポンサーシップの手数料を負担しているので、PayPalの手数料は高すぎると判断されたのではないかと思います」とする意見や、「おそらくPayPalでの仮想通貨のマネーロンダリングや資金洗浄の問題が原因です」との意見が交わされていました。

PayPalは2023年1月18日に、2022年12月のサイバー攻撃で3万5000人の個人情報が流出したことを明かしています。

PayPalでサイバー攻撃が発生し約3万5000人分の個人情報が流出していたことが判明 - GIGAZINE


またTwitterでは、「PayPalの法外な商慣行のどれかが一線を越えてしまったのでしょうか?」と推測するツイートや、「このプラットフォームを通じて資金の大半を調達している多くのインディーズデベロッパーにとって大きな痛手になるでしょう」と指摘するツイートが投稿されていました。

Welp! #GitHub is dropping #PayPal as a supported payment method for Sponsors

That's gonna sting a lot indie devs who get a non-trivial chunk of their funding through the platform pic.twitter.com/fOgezI24Uq

— r҉ustic cy͠be̸rpu̵nk (@cypnk)

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks

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