2022年11月15日 11時03分メモ

仮想通貨取引所のAAXが全取引を一時停止

サードパーティーのパートナーに障害が発生したことを理由に、仮想通貨取引所のAAXがすべての取引を一時停止しました。

Important Update: Forward Through Adversity | AAX Trends
https://trends.aax.com/important-update-forward-through-adversity

2022年11月14日、AAXが取引の一時停止を明らかにしました。これはAAXのサードパーティーパートナーに障害があり、一部のユーザーの残高データがシステムに正常に記録されていないことが分かったためだとのこと。さらなるリスクを防ぐために一時サービスを停止し、技術チームがデータの構成と復元を行っているそうです。

AAXのサードパーティーは「ユーザーを保護するために今後システムアップデートを実施します。ユーザーの資金を最大限正確に戻し、7～10日以内に通常業務を再開できるよう、最善の努力を続けていきます」と述べました。

加えて、ユーザーの資金が直接脅かされることはなく、AAXの労力は第一にユーザーが確実に資金を回収できる状態にすることに向けられているとも述べました。

* User funds are not under direct threat. All energy is now spent on getting AAX to a position where we will be able to firstly ensure users can retrieve their funds and secondly to do so in an orderly manner with services resuming.
— AAX (@AAXExchange)

また、ユーザー出金リクエストフォームを作成しており、出金や退会、その他手続きを受け付けているとのこと。ただし、ここからの申請は従業員が一つ一つ手作業でリクエストを解決するため、出金は通常よりも時間がかかることが予想されるそうです。

2022年11月11日には業界大手のFTXが破産申請を行ったばかりであり、仮想通貨の合理性を疑うコメントもソーシャルサイトのHacker Newsで見られます。AAXは「業界最大手の1社が債務超過に陥ったことを受け、仮想通貨ユーザーは中央集権的なデジタル資産取引所の運営と財務の安定性について当然のことながら懸念を抱いていると思います。私たちは常にユーザーを第一に考え、コミュニティとして、この困難な時期を一緒に乗り越えられることを望んでいます」と述べました。