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「従来機の2倍のパワー」と銘打たれたMicrosoftのハイエンドノートPC「Surface Laptop Studio 2」をベンチマーク計測して他機種とパワーを比較してみた


MicrosoftのハイエンドノートPC「Surface Laptop Studio 2」は、ラップトップモードとスタジオモード、タブレットモードの3つのスタイルが選べる一体型ノートPCとなっているほか、従来機に比べてCPU性能とGPU性能がともに2倍に向上しているハイエンドPCとして発表されています。実際にどれくらいのパワーを発揮できるのか、ベンチマークを計測して同時期に発売された他機種と比較してみました。

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https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-laptop-studio-2/8rqr54krf1dz

まずはCPU・GPUベンチマークの定番ソフト「Geekbench 6」をインストールしました。Surface Laptop Studio 2でGeekbench 6を開いた画面は以下の通りで、画像の赤枠部分にシステム情報が記載されています。今回レビューしたSurface Laptop Studio 2のスペックはCPUがIntel Core i7-13700H(ベースクロック2.90GHz)で、メモリは64GBの「公式ストア限定モデル」です。OSはWindows 11 Home(64ビット版)。


Surface Laptop Studio 2の外観や、価格ごとのスペックを表にしたものは、以下の記事を読むとよく分かります。

ラップトップ&スタジオ&タブレットとモード変形するMicrosoftのハイエンドノートPC「Surface Laptop Studio 2」フォトレビュー - GIGAZINE


「Run CPU Benchmark」をクリックしてまずはCPUの計測を開始します。


計測はいずれの場合も2回行い、スコアの高い方を採用しています。CPUの計測は6分ほどかかりました。


CPUベンチマークを実行した結果、シングルコアのスコアは1576、マルチコアのスコアは7982でした。なお、Surface Laptop Studio 2と同時期に発売したMicrosoftの軽量モバイルPC「Surface Laptop Go 3」はCPUがIntel Core i5-1235U(ベースクロック2.50GHz)でシングルコアのスコアは1634、マルチコアのスコアは6283という結果でした。同じく同時期発売のMicrosoft純正2in1ノートPC「Surface Go 4」はIntel N200(ベースクロック1.0GHz)が使用されており、シングルスコアが「873」、マルチコアのスコアが「2771」という結果になっていました。


シングルコアのベンチマーク結果詳細はこんな感じ。


マルチコアのベンチマーク結果詳細はこんな感じです。


次に、Geekbench 6でGPUを計測します。APIを「OpenCL」に選択。


また、Surface Laptop Studio 2は一部の構成を除き、igpuにIntel Iris Xe、dgpuにNVIDIAのGPUを使用しています。今回レビューするモデルはdgpuにNVIDIA GeForce RTX 4060を搭載しているため、まずは「NVIDIA GeForce RTX 4060」を選択して「Run GPU Benchmark」をクリック。


GPUのベンチマークは約1分ほどかかりました。


OpenCLのGPUベンチマークスコアは87486。Surface Laptop Go 3が11809、Surface Go 4では3845と計測されていたのと比較して、かなり高いパワーが備わっていると分かります。


スコア詳細はこんな感じ。


また、igpuのIntel Iris Xeに切替えて再計測してみます。


この場合、スコアは16721となりました。


スコア詳細は以下のような感じ。


次に、APIをVulkan、GPUをNVIDIA GeForce RTX 4060に変更し、「Run GPU Benchmark」をクリックして計測。


計測結果の「Vulkan Information」を確認したところ、「Device Name」が「Intel Iris Xe Graphics」となっていました。VulkanのGPUベンチマークの場合は、繰り返し計測しても、GPUをNVIDIA GeForce RTX 4060にしたらIntel Iris Xeの結果が出ました。


Intel Iris Xeの場合はVulkanのGPUベンチマークが22321でした。Surface Laptop Go 3は15485、Surface Go 4は4469。


スコア詳細は以下の通り。


また、GPUをIntel Iris Xeに変更して再計測。


すると、今度はDevice NameがNVIDIA GeForce RTX 4060となり、結果が入れ替わって表示されていることがわかります。


NVIDIA GeForce RTX 4060のVulkanでのベンチマークスコアは83946でした。


以下はスコア詳細。


続いて、CPU・2D・3D・メモリ・ディスクの項目ごとに計測できる「PassMark PerformanceTest」でもベンチマークを行いました。インストールして起動したら「RUN BENCHMARK」をクリックして計測開始。計測には10分程度かかります。


総合スコアは10426で、パーセンタイル(数字が大きいほど上位)は96%。


スコアを、同時期に発表・発売されたMicrosoftのラップトップPC「Surface Laptop Go 3」「Surface Go 4」と、前モデルであるSurface Laptop Studio(2022年3月発売)と比較するとこんな感じ。総合スコアでSurface Laptop Studioの倍以上の数値を出しています。


CPUベンチマークのスコアは25458で、パーセンタイルは82%。


CPUにおいても、ほか3機種に比べてかなりの高性能。


2Dグラフィックスベンチマークのスコアは591。パーセンタイルは47%。


2Dグラフィックスの比較でも、NVIDIA GeForce RTX 4060を搭載しているSurface Laptop Studio 2のスコアが圧倒的となりました。


3Dグラフィックスベンチマークのスコアは18291。パーセンタイルは80%。


3Dグラフィックスのスコアはさらに顕著で、前モデルの3倍近いスコアを記録しています。


メモリベンチマークのスコアは3252。パーセンタイルは77%。


Surface Laptop Studio 2のメモリは16GB、32GB、64GBから選択できますが、今回レビューした機種は64GBのもの。


ディスクベンチマークのスコアは47234。パーセンタイルは96%。


ディスクベンチマークでは、前モデルのSurface Laptop StudioよりもSurface Laptop Go 3の方がスコアが高く、Surface Laptop Studio 2はさらにその2.5倍近いスコアとなっています。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1e_dh

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