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X(旧Twitter)・Discord・SnapのCEOがオンラインにおける子どもの安全性についての公聴会に召喚される、TikTokやMetaのCEOの参加も期待


X、Snap、Discordといった企業のCEOが、上院司法委員会が開いたオンライン上での子どもの性的搾取に関する公聴会に召喚されたことが明らかになりました。召喚状は送られていないものの、TikTokやMetaのCEOにも公聴会での証言が求められているようです。

Snap, X, Discord CEOs subpoenaed for child exploitation hearing
https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/snap-x-discord-ceos-subpoenaed-child-exploitation-hearing-rcna126015


Senate subpoenas CEOs of Snap, Elon Musk’s X to testify on kids’ safety - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/technology/2023/11/20/senate-subpoena-musk-x-snap-kids/

Press Release | Press Releases | Newsroom | U.S. Senator Dick Durbin of Illinois
https://www.durbin.senate.gov/newsroom/press-releases/durbin-graham-announce-subpoenas-to-big-tech-ceos-to-testify-about-their-failure-to-protect-children-online

Senate Judiciary subpoenas Big Tech companies to comment on online child safety | Washington Examiner
https://www.washingtonexaminer.com/policy/technology/senate-judicary-subpoena-big-tech-companies-comment-online-child-safety

上院司法委員会の民主党トップであるディック・ダービン上院議員と、サウスカロライナ州選出の共和党議員であるリンジー・グラハム上院議員が、X、Discord、SnapのCEOに対して公聴会への召喚状を発行したと発表しました。両者は上院司法委員会と企業の間で行われた協議に基づき、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOやTikTokのショウ・チュウCEOが自主的に公聴会で証言することにも期待していると述べました。


ダービン上院議員とグラハム上院議員の共同声明によると、X、Discord、SnapのCEOは現地時間の2023年12月6日に開催が予定されている公聴会での証言が求められており、この中で「子どもたちを守れなかったことを説明する機会を得る」ことになるそうです。

なお、ダービン上院議員とグラハム上院議員によると、Xのリンダ・ヤッカリーノCEO、Discordのジェイソン・シトロンCEO、Snapのエヴァン・シュピーゲルCEOはいずれも「あまり協力的ではなかった」模様。


ダービン上院議員の代理人は、XとDiscordが召喚状の電子送達を拒否したため、上院議員事務所が連邦保安官経由で召喚状を送達する羽目になったと話しました。ダービン上院議員とグラハム上院議員による共同声明では、「数週間におよぶ交渉の中で、何度も出席を拒否されましたが、最終的に召喚状が発行されることとなりました」と記されています。

Xのアメリカ・カナダ政府担当責任者であるウィフレッド・フェルナンデス氏は、「Xでは安全が最優先事項であるため、我々はオンラインでの児童保護に関する司法委員会の公聴会に参加するために誠意をもって取り組んできました」とコメントしています。

Snapの広報担当者は、「SnapのCEOはすでに上院司法委員会の公聴会で証言することに同意しており、候補日について委員会と調整を進めています。この重要な問題を議論するため、公聴会で証言する機会を得られたことに感謝しています」という声明を出しています。

一方で、NBC NewsはDiscordにもコメントを求めていますが、返答は得られていません。

なお、TikTokの広報担当者は上院司法委員会と公聴会への出席について協議を進めているとだけコメントしており、Metaはコメントを控えています。


今回公聴会での証言を求められているMeta、TikTok、Discord、X、Snapといった企業は、いずれも子どもの性的搾取に関連するコンテンツの拡散に利用されたり、大人が未成年者を搾取する際にプラットフォームが利用されたりしていると指摘されています。

実際、児童虐待を行った犯罪者の多くが10代の若者に人気の高いDiscordを利用して子どもを誘拐したり性的暴行を行ったりしており、過去6年間でDiscordを用いた誘拐・性的暴行などの罪で起訴された事件が35件も存在するそうです。

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in メモ, Posted by logu_ii

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