Bingで検索結果のスニペットにAIで生成した文章の表示が可能に
GoogleやBingで検索すると、URLの下に「スニペット」と呼ばれる文字列が表示されます。これはウェブサイトの作成者が設定したり、検索エンジンがサイトの内容を読み取ったりすることで表示されるものですが、Bingは新たに「AIで生成した文章」をスニペットに表示するようになりました。
Announcing Generative AI Captions | Bing Webmaster Blog
https://blogs.bing.com/webmaster/november-2023/Announcing-Generative-AI-Captions
実際にBingで「GIGAZINE」と検索してみました。URLの下にいろいろな文字が書かれていますが、これがスニペットです。
URL横の三角形アイコンをクリックすると、スニペットがAIによって生成されたものかどうかを判別できます。以下のように「AIが生成したキャプション」と表示されていたら、それはAIが生成したスニペットです。
一部のURLではスニペットがAIにより生成されない場合もあります。
MicrosoftはAIが生成したスニペットを「ジェネレーティブ・キャプション」と呼称しています。ジェネレーティブ・キャプションは、それぞれの検索クエリに合わせて調整されるため、異なるクエリに対して異なるスニペットが生成されるとのこと。ジェネレーティブ・キャプションはウェブページの文言をそのまま反映するわけではありませんが、Microsoftは「Bingは無数のシグナルとテクニックを駆使して生成されるテキストの品質と精度を保証します」と述べています。
ウェブサイトの管理者は、「NOCACHE」または「NOARCHIVE」タグを使用するだけでAIによるスニペット作成を拒否することができます。Microsoftはまた、スニペットを表示させないようにする「NOSNIPPET」や、最大文字数を規定する「MAXSNIPPET」タグも尊重するとのことです。
なお、MicrosoftのAIは以前、訃報を伝える記事に死因は何かを予想させる不適切なアンケートを生成して読者から激しい反発を受けたことがあります。
「MicrosoftのAIが生成した世論調査でジャーナリストとしての評判が傷付けられた」と大手新聞社がMicrosoftを非難 - GIGAZINE
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in ネットサービス, Posted by log1p_kr
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