「Call of Duty: Modern Warfare III」の開発期間はわずか16カ月でボリューム不足から低評価と酷評の嵐

シューティングゲーム「Call of Duty: Modern Warfare III」が2023年11月10日(金)に発売しました。しかし、発売から数日が経過した記事作成時点に至るまで低評価が数多く投稿される事態が続いています。さらに、同作の開発期間は同シリーズとしては異例の短さの「16カ月」であったことも報じられています。

CoD: Modern Warfare 3 Faces Bad Reviews After Rushed Development - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-11-09/cod-modern-warfare-3-faces-bad-reviews-after-rushed-development

ゲーム配信プラットフォーム「Steam」におけるCall of Duty: Modern Warfare IIIの販売ページを確認すると、記事作成時点で寄せられた3027件のうち28％が「好評」と評価したことが分かります。Steamではユーザーがレビュー投稿時に「好評」か「不評」の2択で評価を付けることが可能。つまり、レビューを投稿したユーザーのうち72％は「不評」と評価したというわけです。

複数のメディアによるゲームのレビューをまとめて平均点を算出しているウェブサイト「OpenCritic」では、Call of Duty: Modern Warfare IIIの平均点は「56点」と算出されています。前作「Call of Duty: Modern Warfare II」の平均点が75点であることを考えると、今作のレビュー得点は非常に低い水準であることが分かります。

Call of Duty: Modern Warfare IIIの低評価レビューを確認すると、「キャンペーンモードが単調すぎる」「キャンペーンモードの新要素『オープンコンバットミッション』が期待外れだった」といったようにキャンペーンモードを酷評する意見が目立ちます。

海外メディアのBloombergによると、Call of Dutyシリーズの開発には通常3年かかるものの、Call of Duty: Modern Warfare IIIは16カ月という非常に短い期間で開発されたとのこと。このため、開発期間の短さがキャンペーンモードのボリューム不足を引き起こした可能性があります。

なお、Call of Duty: Modern Warfare IIIの開発を担当したSledgehammer Gamesの責任者を務めるアーロン・ハロン氏は「Sledgehammer Gamesの才能あるチームと協力パートナーはCall of Dutyシリーズ初の続編モノを開発するという仕事にやりがいを持って取り組んできました」「私たちは何年もかけて構想されたビジョンの実現のために懸命に取り組んできました」という声明を発表しています。

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