「バトルフィールド2042は期待を裏切った」とEAのCEOが失敗を認める、不評レビューは8万件超え

2021年11月に発売した「Battlefield 2042」はリリース当初に多くのバグが確認されたことから否定的なレビューが多く集まり、ゲームの改善に向けて頻繁にアップデートが配信されています。そんなBattlefield 2042のパブリッシャーであるEAのアンドリュー・ウィルソンCEOが「Battlefield 2042は期待を裏切った」と発言し、Battlefield 2042の失敗を認めたことが報じられています。

EA says Battlefield 2042 ‘did not meet expectations’ - The Verge
https://www.theverge.com/2022/2/1/22913193/ea-battlefield-2042-launch-expectations

Battlefield 2042は最大128人での大規模な対戦が可能なFPSゲームで、Battlefieldシリーズの人気の高さに加えて、シリーズ史上最大人数での対戦や近未来という舞台設定などが発売前から大きな注目を集めていました。しかし、2021年11月にBattlefield 2042が発売されると、「ホバークラフトが壁を走る」といったバグや、兵科ごとのバランス調整の不足などが報告され、ゲーム配信プラットフォーム・Steamには発売から1週間以内に3万件超えの不評レビューが集まるなど、厳しい意見が多数寄せられました。

「Battlefield 2042」が3万件以上の不評レビューを集めてSteam史上最悪評判のゲームのひとつに - GIGAZINE

EAはBattlefield 2042の改善に向けてアップデートを繰り返し配信していますが、記事作成時点でも評判は好転しておらず、Steamに寄せられた12万3218件のレビューのうち8万8053件は「不評」と評価しています。

そんな中、渦中のEAが2022年2月1日(火)に開いた決算報告会の中で、ウィルソンCEOが「Battlefield 2042の発売は期待を裏切りました」「プレイヤーが増えるにつれて、予想外のパフォーマンス上の問題が明らかになってきました。Battlefield 2042で採用したデザインの中には、コミュニティ全員の共感を得られないものもありました」と述べ、Battlefield 2042の失敗を認めました。さらにウィルソン氏は「このゲームの開発は2年近くの間在宅勤務によって行われており、この状況が最終的に大きく響いたことがわかりました」と語り、パンデミックによる自宅作業への移行がBattlefield 2042の成功を妨げたと主張しています。

なお、EAは「シーズン1」アップデートの詳細を2022年初頭に発表予定としていましたが、2022年2月1日に「シーズン1」アップデートの配信時期を初夏に延期することを発表しています。

バトルフィールド・ブリーフィング - シーズン1に向けた旅
https://www.ea.com/ja-jp/games/battlefield/battlefield-2042/news/battlefield-briefing-the-journey-to-season-one