VTuberとプロデューサーがマチ★アソビのステージで1対1のトークをした「【VEE】VTuber vs. プロデューサー対談～Bar語り場～ マチ★アソビvol.27」レポート

ソニー・ミュージックエンタテインメントによるVTuber(バーチャルYouTuber)育成＆マネジメントプロジェクト「VEE」が、「マチ★アソビ vol.27」のクライマックスラン1日目である2023年10月27日(土)に両国橋西公園ステージで、「【VEE】VTuber vs. プロデューサー対談～Bar語り場～ マチ★アソビvol.27」と題して所属VTuberとプロデューサーの渡辺タスクさんのトークイベントが開催されました。

マチ★アソビ
https://www.machiasobi.com/

会場に登場する渡辺タスクさん。渡辺さんの向かって右側にモニターが置かれており、バーチャルな世界からゲストのVTuberが登壇するというわけ。

最初に登壇したのは黒燿リラさん。

リラさんは、VEEが始まってからうれしかったことについて質問。渡辺さんによると、「ボスですか？」と色んな人から声をかけられるようになったことがうれしかったそう。VTuberはインターネットが活動の舞台なので、応援してくれるファンの顔を直接見ることがないので、マチ★アソビのようなイベントにくるとステージに立って話をしたり、実際にファンから声をかけられることが増えたとのこと。

次にゲストとしてやってきたのは、甘楽デイティーさん。

デイティーさんからは、渡辺さんの過去の経歴について質問。実は、渡辺さんは映像制作ユニット南方研究所に参加していた映像クリエイターとしても知られています。ボカロPのハチ(米津玄師)の楽曲「砂の惑星」のMVを制作したのも渡辺さんでした。アニメーターとしてだけではなく、制作進行や編集も渡辺さんが進めたとのこと。

ハチ - 砂の惑星 feat.初音ミク , HACHI - DUNE ft.Miku Hatsune - YouTube

また、話は初音ミクにも及びました。渡辺さんにとって、初音ミクとはバンドマンや音楽クリエイターがニコニコ動画を舞台に作品を作り出す象徴であり、インターネットにある面白いものでもあり、アイドルのような存在だったそうです

次のゲストは、理学博士号を持っていることを公表して話題となった、サイエンスリサーチャー系VTuberの北白川かかぽさん。プロデューサーの目線で他の事務所と比較して、VEEの特色とは何かという質問を渡辺さんにぶつけました。

渡辺さんによると、VEEは箱やグループといったものではなく、所属する人をサポートできる事務所であることを意識したとのこと。これからさまざまなスキルや才能、個性を持つ人がバーチャルでどんどん活躍する中で、そういった種多様な人材をサポートしていくというのがVEEの当初からの理念だったそうです。その上で渡辺さんは、VEEがどうかっこつけていくかはこれからだと宣言しました。

ただし、かっこつけようとしすぎて、マチ★アソビの会場に設置されたVEEのブースは黒いクロスで決めすぎてちょっとこわくなってしまったかも、と渡辺さんは笑いながら反省していました。以下が当日のVEEのブース。

なお、かかぽさんと渡辺さんは、VEEのユニット「Dev-d」1周年記念で、滝行に挑戦したとのこと。

【VTuber】滝行チャレンジ【Dev-d１周年/偉雷アマエ/北白川かかぽ】 - YouTube

VEEに所属する前に参加して以来、マチ★アソビには4年ぶりの参加となる九条林檎さんからの質問は、2023年6月に配信された「【VEE】2023年運営方針説明会」について。

インターネットの生配信に渡辺さんがVEEのプロデューサーとして初めて出演したのが、この配信だそうです。

【VEE】2023年運営方針説明会 - YouTube

九条さんはこの時に渡辺さんは口紅を塗っていたことに触れ、今でも口紅を使っているかどうかを確認。渡辺さんによると、当日は生配信ということでプロによるメイクを受けたいという要望を出したそうです。すると、会議中に即座にメイクさんが手配され、その方によってメイクを施されたとのこと。

最後のゲストにやってきた音門るきさんが、VEEを立ち上げてからタトゥーを入れた以外で渡辺さんに何か変わったことはあるかを質問。

渡辺さんは「有名になったこと」を一番に挙げました。ソニー・ミュージックエンタテインメントでもVTuberを含めたバーチャルに関わる何かをやってみたいと考える人はいるそうで、そういう人たちの間で「まずは渡辺に相談しよう」という流れになっているそうです。恋愛も仕事もなんでも相談してほしいと頼もしいコメントを渡辺さんが述べて締めました。