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トラック運転手が20年以上かけてニューヨーク市内のすべての建物の模型を製作


トラックの運転手が20年かけてニューヨーク市内のすべての建物のミニチュア模型を製作しました。この模型は1350平方フィート(125平方メートル)ものサイズがあり、記事作成時点ではニューヨーク市立博物館に展示されています。

A Truck Driver Spent 20 Years Making This Astonishing Scale Model of Every Single Building in New York City
https://www.smithsonianmag.com/smart-news/a-truck-drive-spent-20-years-making-this-astonishing-scale-model-of-every-single-building-in-new-york-city-180988443/


2004年、トラック運転手のジョー・マッケン氏はバルサ材を使ってニューヨークのロックフェラー・プラザ30番地のミニチュア模型を自作しました。当初、マッケン氏はミニチュア模型の製作を止めるつもりだったそうですが、すっかり夢中になってしまったそうで、翌日には新しい模型を作っていたそうです。

その後、マッケン氏は20年以上にわたってミニチュア模型でニューヨークの街並みを再現。マンハッタンをミニチュア模型で再現した後、他の郡も製作するようになり、木造の建物や彩色された公園、人工樹木などを使ってニューヨーク全体を再現することに成功したそうです。ミニチュア模型のサイズがあまりにも大きくなり、自宅に置けなくなったため、マッケン氏は模型のために倉庫を借りる羽目になったそうです。


マッケン氏は最終的に、ニューヨーク全体を自作のミニチュア模型で再現することに成功。模型のサイズは125平方メートルにもなるそうで、これは実に畳75分相当の大きさです。

マッケン氏が自身のミニチュア模型を紹介して動画が以下。そのサイズがいかに大きく、ディテールがいかに細かいかがよくわかります。

@balsastyrofoam300

Full Entire Model of NYC with all 5 Boros included.

♬ original sound - minninycity04


マッケン氏の作成したニューヨークの模型は、2026年2月からニューヨーク市立博物館で「彼はこの街を建設した」として展維持されています。来場者はマッケン氏の模型をあらゆる角度から見ることが可能で、双眼鏡を使えば特定の地域を詳しく観察することも可能。

彼はこの街を築いた | ニューヨーク市立博物館
https://ja.mcny.org/exhibition/he-built-city


ニューヨーク市立博物館の主任学芸員兼副館長であるエリザベス・シャーマン氏は、マッケン氏のニューヨークの模型を初めてみた時のことについて、「私たちは皆、周りに集まって『見て、あれが私たちの美術館だ!』『あれがメトロポリタン美術館だ!あれがグッゲンハイム美術館だ!』と歓声を上げていました」とThe Guardianに語っています。

Times Unionによると、マッケン氏はニューヨーク州クリフトンパークで配送トラックの運転手として生計を立てており、家族は2003年からニューヨークで暮らしているとのこと。マッケン氏だけ離れた場所で暮らしているため、ニューヨークが恋しくてミニチュア模型の製作を始めたそうです。

マッケン氏は小学1年生の時に学校の遠足で向かったクイーンズ美術館で、1964年の万国博覧会用に作られたニューヨークのジオラマ模型である「The Panorama of the City of New York」を見てからミニチュア模型に興味を持つようになったそうです。


マッケン氏によると、昔は電車や路面電車に乗って建物の周りをまわり、ミニチュア模型を作成していたそうです。しかし、今は衛星写真などを使うことで建物を上空から眺めることが可能となり、模型製作が簡単になったと語っています。なお、マッケン氏は建物の周りを歩いて模型の資料を集めている時に、「ああ、これが僕のやりたいことだ」と感じたそうです。

マッケン氏は「何をするつもりだったのか、全く分かりませんでした。計画も何もなかったからです。まさか博物館に展示されるなんて、想像もしていませんでした」と語りました。なお、マッケン氏はニューヨークのミニチュア模型をバルサ材、エルマーズグルー、アクリル絵の具、X-Actoナイフで製作しており、材料費は約2万ドル(約320万円)だったそうです。


ニューヨーク市立博物館の館長兼会長であるステファニー・ヒル・ウィルチフォート氏は、マッケン氏の模型について「この街で暮らし、愛し、そして丹念に製作してきた人物の目を通して、この町の素晴らしさをと複雑さを垣間見ることができます」と語りました。

なお、マッケン氏のミニチュア模型は1/24000スケールで、ニューヨークに存在する建物、スタジアム、道路、橋などの建造物を100万個も再現しているそうです。

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in 動画,   メモ, Posted by logu_ii

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