「DJI Mini 4 Pro」には飛行ルートを設定して自動操縦させられる「ウェイポイント飛行」機能が搭載されているので使ってみた
ドローンで空撮する場合、「A地点からB地点まで時速○kmで直進しながら撮影」といったように飛行ルートがあらかじめ決まっている状況が多く発生します。2023年9月25日に登場した「DJI Mini 4 Pro」には飛行ルートやカメラの角度をあらかじめ登録しておいて自動操縦できる「ウェイポイント飛行」機能が搭載されているので、実際に使って飛行ルートの設定手順を確認してみました。
DJI Mini 4 Pro - ほら、超ビッグな存在感 - DJI
https://www.dji.com/jp/mini-4-pro
DJI Mini 4 Proはバッテリーを含めて300gを切る小型軽量ボディにジンバル付きカメラを搭載したドローンで、飛行中でもブレの少ないクッキリした4K映像を撮影可能です。DJI Mini 4 Proの撮影性能や作例は以下の記事で確認できます。
小型軽量ドローン「DJI Mini 4 Pro」で撮影できる4K空撮映像はこんな感じ - GIGAZINE
ドローンを使って凝った構図の空撮映像を撮影するには高度な操縦技術が必要ですが、DJI Mini 4 Proには自動操縦&撮影機能「クイックショット」が搭載されており、「被写体を中心に円を描きつつ撮影」「被写体を中央に捉えつつ垂直上昇」といった印象的な構図の空撮映像を簡単に撮影できます。クイックショットを使うとどんな映像を撮影できるのかは、以下の記事にまとめています。
DJI Mini 4 Proならドローン初心者でも自動操縦で高度な空撮ムービーを撮影できるということで実際に撮影しまくってみたレビュー - GIGAZINE
今回は、あらかじめ飛行ルートやカメラの角度を設定して自動飛行させられる「ウェイポイント飛行」機能を使ってみます。
ウェイポイント飛行はあらかじめ複数地点に「ウェイポイント」を設定することで、ドローンがウェイポイントを経由するよう自動で飛行する機能。ウェイポイントの設定方法は「離陸前にマップ上で設定」と「離陸後に、DJI Mini 4 Proの現在地点をウェイポイントに設定」の2種類が存在しています。現在地点をウェイポイントに設定する方法では位置情報のほかに機種方位、ジンバルのチルト角、カメラのズーム角も記録可能なため、特別な理由がない限り現在地点をウェイポイントに設定する方法がオススメです。現在地点をウェイポイントに設定して自動飛行させる手順は以下の通り。
まず、DJI RC 2 送信機やDJI Flyの画面左側にある赤枠で囲ったボタンをタップ。
するとウェイポイント飛行を計画と画面上に表示されます。この状態でDJI Mini 4 Proを任意の地点に動かして角度などを調節した後にC1ボタンを押せばウェイポイントを記録できます。
C1ボタンはDJI RC 2 送信機の背面に搭載されています。
ウェイポイントを複数設定したら、ウェイポイント飛行を始めたい位置に移動してから画面中央下部の「次へ」をタップ。
すると飛行速度やウェイポイントを巡り終えた後の動作を設定できる画面が表示されるので、設定を行ってから緑色の「OK」ボタンをタップ。
「続行」をタップするとウェイポイント飛行が始まります。
ウェイポイント飛行を実行しながら撮影した空撮映像が以下。自分で操縦せずとも決められたルートを自動飛行させられるので、撮影したい構図がバッチリ決まっている際に便利な機能です。
DJI Mini 4 Proを決められたルート通りに動かす「ウェイポイント飛行」を使ってみた - YouTube
なお、DJI Mini 4 Proは公式オンラインショップなどで購入可能です。記事作成時点では、DJI RC 2が付属するセットがAmazon.co.jpで税込13万13円で販売されています。
Amazon.co.jp: DJI ドローン Mini 4 Pro(DJI RC 2付属)、【Remote ID対応】、4K動画撮影対応 折りたたみ式ミニカメラドローン、軽量249 g未満、飛行時間34分、最大映像伝送距離20 km(日本:10 km)、全方向ビジョン検知システム : 家電&カメラ
・つづき
DJI Mini 4 Proからスマートフォンへ映像を転送する「クイック転送」機能のレビュー記事を公開しました。
「DJI Mini 4 Pro」で撮影した映像をスマホに無線転送する手順まとめ - GIGAZINE
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