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ガソリンスタンドをBluetoothでハッキングして3000リットルものガソリンを無料で給油し放題にした男が現れる


アメリカ・ワイオミング州のガソリンスタンドで、1人の男が給油機をハッキングして大量のガソリンを無料で給油できる状態にした事件が発生しました。被害額は3000ドル(約45万円)に上り、店員は「できることはほとんど何もなかった」と嘆きました。

Detroit man steals 800 gallons using Bluetooth to hack gas pumps at station
https://www.fox2detroit.com/news/detroit-man-steals-800-gallons-using-bluetooth-to-hack-gas-pumps-at-station

ガソリンスタンドの店員によると、泥棒はスマートフォンとBluetoothを利用して給油機をハッキングしていたとのこと。どのような方法でハッキングに成功したのかは明らかにされていません。


これによりお金を払わなくてもガソリンが出るようになり、ガソリンスタンドを訪れたドライバーが次々と給油していきました。

流出したガソリンは約800ガロン(約3000リットル)で、その被害額は3000ドルに上ったそうです。


「モー」という名前のみを明かしたガソリンのオーナーは「あいつらはポンプを自動的に開けるだけなんだ。ハッキングしたら、給油に来た車に『こっちに来い!』と言ってどんどんガソリンを盗ませる。給油機の停止ボタンを押しても止まらない。全部のポンプを止める緊急停止装置を押すしかないんだ」と語りました。

モー氏は厳戒態勢を敷いていて、給油機の前に何台も車が止まっていたり、誰かがちょっとでも長くウロウロしていたりしたら、警察を呼んでいるとのこと。

このガソリンスタンドは、警察による特別警備プロジェクト「プロジェクト・グリーンライト」の対象店舗でした。そのため、すでに警察が積極的な捜査に乗り出していて、容疑者を映した監視カメラの映像も回収されています。


この事件の少し前には、ミシガン州でも同様の事件が起きていました。

事の発端は、30歳前後の男性2人組がガソリンスタンドに来店したことでした。そのうちの1人がキャッシュアプリを使って40ドル(約6000円)相当の商品を購入しようとしましたが、レジで残高不足と表示されたため、店員が商品の販売を拒否しました。この間、もう1人の客が店の外に出ていたとのこと。


数分後に男は店内に戻り、店員と話していた相方に「もう大丈夫」と伝え、二人一緒に何も買わずに退店したそうです。その後、レジを確認した店員は約54ドル(約8000円)相当のガソリンが無精算で給油されたことに気づきました。

後の調査により、ここでも同じくスマートフォンによるハッキングが行われていたことがわかったとのこと。近隣の店舗でも、同様の犯行が相次いでいるそうです。

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in Posted by log1p_kr

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