レビュー

ファンが10年待った「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」レビュー、アクションが苦手な人でも爽快ロボットアクションを楽しめるか確かめてみた


フロム・ソフトウェアのアーマード・コアシリーズ16作目にして前作から10年ぶりの続編「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン、以下:AC6)」が2023年8月25日(金)にリリースされました。Steamの売り上げランキングで日本市場およびグローバルで第1位(いずれも記事作成時点)を誇る大注目の本作ですが、ダークソウルシリーズやエルデンリングなどの高難度ゲームで知られるフロム・ソフトウェアの新作なだけあって、「気になっているけど、自分でもプレイできるか不安」という人も多いはず。果たしてカジュアルゲーマーの編集部員でも楽しめるゲームになっているのか、実際に挑戦してみました。

ARMORED CORE VI OFFICIAL SITE | アーマード・コア6 オフィシャルサイト
https://www.armoredcore.net/index.html

以下のムービーを再生するとAC6のチュートリアルで操作を学んでいる様子を見ることができます。

「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」には丁寧なチュートリアル有り - YouTube


今作は、「コーラル」という物資を巡って争いが始まりつつある惑星・ルビコン3に主人公が密航するシーンから始まります。スタート直後は文字通り手探りですが、左スティックで移動、右スティックでカメラ操作、移動中に○ボタンでブースト移動ONという具合に、敵がいない状態で基本的な動作が習得できました。


×ボタンでジャンプし、ボタンを押し続けると垂直方向に上昇します。空中への上昇や後述するいくつかの機動方法は画面下のエネルギーを消費し、使い切ると回復するまで行えなくなります。


エネルギーは、地面に足をつけている状態になると急速に回復します。


画面内に敵が出現すると、自動的に注目し、ロックオンします。


ロックオンマーカーの上部は敵の耐久力です。


下部の左右にあるのは、武器の残弾ゲージです。ゲージは内側が肩、外側が腕に装備している武器のもの。以下ではちょうど右腕の武器を使用中なので、一番右側のゲージが減っているのがわかります。使い切ると自動的にリロードしてゲージが回復します。


射撃武器の使用回数には限りがあり、無限にリロードできるわけではありません。具体的な残弾数は画面右下から見ることが可能です。


左スティックを倒しながら□ボタンを押すと、エネルギーを消費しながら素早く移動するクイックブーストになります。短距離の移動や敵の攻撃の回避に向いた動作です。


デフォルト設定ではR1で右肩の武器、R2で右腕の武器、L1で左肩の武器、L2で左腕の武器を使用して、ロックオン中の敵に攻撃します。


武器の中には長押しすることで動作が変わるものがあり、例えば右肩に装備しているミサイルは長押しすることでマルチロックオンし、複数の敵に向けてミサイルを同時発射します。


自機が敵から攻撃を受けると、画面下に表示されているAP、つまり耐久力が減少し、ゼロになると破壊されてしまいます。


上方向の十字キーでリペアキットを使用し、APを瞬時に回復させることができます。以下では、3つあったリペアキットの残数が2になっています。


ある程度のACを動かせるようになったところで、最初のミッションからいきなり広大なマップの探索が始まります。以下のムービーでは、その様子を見ることが可能です。

「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」最初のミッション探索編 - YouTube


左スティックを押し込むと、アサルトブーストが発動し、エネルギーを消費しつつ高速移動できます。


探索を開始すると、マルチロックが必要なヘリの群れが出現するなど、これまでの操作のおさらいとなっていました。


盾を持っており、左腕に装備した近接武器のブレードを使わないと攻撃が通用しない敵も登場。


ストーリー的には、ルビコン3に密航した主人公が現地で傭兵(ようへい)の身分を得るべく、戦闘で力尽きた他のACの残骸をあさってライセンスを入手するという流れです。


最後の残骸をあさっている最中に、手ごわいボスが登場したので、リトライしつつなんとか撃破したのが以下のムービーです。

初ミッションから強敵が登場する「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」のボス戦プレイムービー - YouTube


ミッションの最後に立ちはだかったのは、巨大な武装ヘリです。


ボスなどの長期戦では、黄色いバーであるACSゲージが重要になってきます。


自機や敵の攻撃には攻撃力のほかに衝撃というパラメーターが設定されており、被弾によりACSゲージが蓄積され、限界に達すると姿勢が崩れる「スタッガー」状態となり、動作が停止してしまいます。スタッガー中は防御力も低下しているため、大ピンチとなります。


初挑戦ではあえなく撃破されてミッション失敗となってしまいました。


ミッションが失敗すると、チェックポイントからやり直すかミッションを最初からやり直すかが選べます。今回は、チェックポイントからの再開することにしました。


APや弾丸、リペアキットがすべて回復した状態でボス戦の直前からリスタートしました。


敗北の経験を生かし、今回は敵のACSゲージを蓄積させることを意識して戦いました。


ブレードは長押しでチャージすることで素早い2連撃から大きな斬撃へと変化します。スタッガー中の敵に、チャージしたブレードをお見舞いして大きなダメージを与えることができました。


さらに、ライフルでとどめをさしてボスを撃破することに成功。


「レイヴン」という名前を得たところで最初のミッションクリアになりました。


最初のミッションをプレイして感じたのは、手応えのある骨太なアクション性です。ミサイルで複数の雑魚をなぎ払う爽快感が楽しめたかと思いきや、回避を怠ると一瞬でAPを減らされてしまい、最初のボスにあっけなく倒されるなど苦戦を強いられるシーンもありました。しかし理不尽さを感じさせるほどではなく、スタッガーを意識して攻撃をたたき込むことでクリアできたので、20分ほどのミッションの中でもどんどん上達していくのが感じられる絶妙な難しさとなっていました。


大型車両や高層ビルとの対比でわかる通り、ACは高さ数メートルの巨大ロボットです。ちょっとした動作にも慣性が効くため、慣れないうちはただの移動にももたついてしまいました。これに加えて、コントローラーのボタンをフル活用し武器を使い分けながら戦うため、お世辞にも操作が簡単とは言いがたいところがあり、「アクションがどうしても苦手!」という人には少し厳しい操作性かもというのが率直な感想です。


一方、×ボタンでジャンプ、L1・L2・R1・R2で各武器の発射が可能など、過去のアーマード・コアシリーズに比べるとかなり直感的に操作できる仕様になっているほか、自動的にロックオンしてそのターゲットを注視し続けるアシスト機能もあるため、慣れてくるとクイックブーストやアサルトブーストを活用しながらスピーディーかつダイナミックな戦闘が楽しめます。そのため、腕に覚えのあるプレイヤーや、過去作を経験した古参プレイヤーには間違いなくお勧めできると感じました。


「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」はPlayStation 5およびPlayStation 4Xbox OneとXbox Series X/SMicrosoft Windows(Steam)で配信されており、価格は通常版が税込8690円、デジタルアートブックやサウンドトラックがついたデラックスエディションが税込9680円です。

Amazon.co.jpでも購入が可能ですが、ゲームソフト単体の通常版は記事作成時点ですでに売り切れでした。それ以外には、PlayStation 5向けゲームソフトに全高19cmのスタチューやハードカバー仕様のアートブック、登場する組織や勢力のロゴピンパッジセットがついた数量限定特典付きのコレクターズエディションが税込3万8856円となっています。

Amazon.co.jp: 【PS5】ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON コレクターズエディション【数量限定特典】MELANDER C3 G13 特別仕様「TENDERFOOT」 同梱 【Amazon.co.jp限定】ポストカードセット付 : ゲーム


というわけで、今回はAC6のごく最初の部分を体験してみました。この後掲載予定の記事では、アーマード・コアの目玉のひとつとも言える「アセンブル」で機体をカスタマイズしたり、自分のオリジナルACを好きな色にペインティングしたりしていきます。

「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」のアセンブルで巨大メカを自由自在にカスタムしてみた - GIGAZINE

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by log1l_ks

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