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Apple Watch Series 9ではiPhoneのA15チップをベースとしたチップが搭載され爆速化するとの報道


AppleのスマートウォッチであるApple Watchは、2022年にApple Watch Ultraという新しいモデルが登場したものの、スタンダードモデルにはここ数年大きな変更は加えられていません。しかし、2023年に登場予定のApple Watch Series 9ではプロセッサが大幅に進化する可能性が報じられています。

Apple Watch Series 9 to Feature Updated Processor Based on A15 Chip - MacRumors
https://www.macrumors.com/2023/05/08/apple-watch-series-9-updated-chip/


Next-gen Apple Watch will reportedly get its first major CPU upgrade in years | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2023/05/next-gen-apple-watch-will-reportedly-get-its-first-major-cpu-upgrade-in-years/

Apple Watch Series 9 could get new chip & be much faster
https://appleinsider.com/articles/23/05/08/apple-watch-series-9-may-get-boost-from-new-chip-based-on-a15

Apple Watchに搭載されているSシリーズのチップは、2020年に登場したApple Watch Series 6のS6チップ、2021年に登場したApple Watch Series 7のS7チップ、2022年に登場したApple Watch Series 8のS8チップのすべてで同じCPUが採用されています。

しかし、Apple Watch Series 9に搭載されるS9チップは2021年に登場したiPhone 13シリーズに搭載されているA15 Bionicと同じ技術で構築されたものになると、Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン氏が指摘しています。A15 Bionicは5nmプロセスで製造されたプロセッサですが、S6・S7・S8チップはどれも7nmプロセスで製造されたものです。

この進化により、Apple Watch Series 9はコンピューティング速度と効率が向上し、バッテリー寿命とロード時間が改善されることが期待できます。Apple Watch Series 9では、バッテリー寿命がわずかに改善される可能性があり、これを利用してその他の機能をアップデートする可能性があると、MacRumorsは指摘しています。


また、AppleはApple Watch UltraでBluetooth 5.3を採用していますが、2023年に登場するApple Watch Series 9でも同規格を採用する可能性がある模様。

ただし、その他の機能についてはApple Watch Series 8と同じままになると指摘されています。

この他、Appleは2022年にApple Watch Ultraをリリースしていますが、これが毎年更新されるのかどうかは不明です。2023年にApple Watch Ultraの新バージョンが登場するというウワサもほとんどなく、2024年に新しいモデルが登場するというウワサがあります。

「Apple Watch Ultra」速攻ムービー&フォトレビュー、圧倒的デカさ&存在感 - GIGAZINE


なお、Apple Watch SEも毎年新モデルが登場しているというわけではなく、2022年に第2世代Apple Watch SEが登場したばかりなので、「2023年にApple Watch SEの新モデルが登場することはありそうにない」とMacRumorsは指摘しています。


AppleがApple Watchに追加できるテクノロジーとして、MacRumorsは以下の3つを挙げています。

マイクロLEDディスプレイ:2024年にはAppleがApple WatchにマイクロLED技術を採用するとウワサされており、Appleがチップ設計を行っているのと同様に、社内でカスタムディスプレイを設計していると報じられています。マイクロLEDディスプレイは、ハイエンドのApple Watch、おそらく「Apple Watch Ultra」に使用されます。マイクロLEDテクノロジーは、より明るく鮮やかな色をもたらし、さらに視野角を改善します。

Apple Watch Ultraの大型ディスプレイ:Appleは、さらに大型の2.1インチディスプレイを備えた「Apple Watch Ultra」の新しいバージョンに取り組んでおり、マイクロLEDへの移行に伴ってアップデートされる可能性があります。

非侵襲的血糖モニタリング機能:Appleは何年も前からApple Watchの非侵襲的血糖モニタリング機能に取り組んでおり、同技術は十分な進歩を遂げている模様。コンセプトは現在、機能的で実行可能であり、さまざまな分野で使用する準備が整っているとのこと。非侵襲的な血糖モニタリング機能は、現時点ではまだ数年先に登場するともくされていますが、導入されればApple Watchにとって最大のアップデートの1つとなります。

Apple Watchが将来的に血糖値や体温を測定できるようになるとの報道 - GIGAZINE

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in ハードウェア, Posted by logu_ii

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