Metaが3度目の人員削減を実施し約4000人の従業員を解雇するとの報道
FacebookやInstagramなどを運営するMetaが3度目の人員削減を計画しており、4000人規模のレイオフを行う可能性があることが報じられています。
Facebook and Instagram owner Meta is on its next round of layoffs - Vox
https://www.vox.com/technology/2023/4/18/23688627/meta-layoffs-mark-zuckerberg-facebook-instagram-whatsapp
Another round of mass layoffs expected at Meta this week | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/04/18/another-round-of-mass-layoffs-expected-at-meta-this-week/
2022年11月にMetaのマーク・ザッカーバーグCEOは景気後退に伴って大規模な人員整理を行うことを明らかにし、従業員の13%に当たる1万1000人の解雇を行いました。
マーク・ザッカーバーグCEOがMeta従業員の約13%に当たる1万1000人を解雇すると発表、「eコマースの成長傾向を見誤った」と認める - GIGAZINE
また、Metaでは2022年11月の人員整理に続き、2023年3月に「優先度の低いプロジェクト」に関連する数千人規模の従業員の解雇を行いました。
Metaが2022年11月以来2度目の人員削減を実施し数千人を解雇するとの報道 - GIGAZINE
これまで2度にわたる大規模な人員削減を行ってきたMetaですが、2023年4月には3度目となる人員削減が行われる予定であることが報じられており、約4000人の従業員が解雇される可能性があります。
これまでの大規模な人員削減に関してザッカーバーグ氏は2022年11月に、新型コロナウイルス感染症の流行により電子商取引(eコマース)が急増したことがMetaの大幅な収益増加につながったものの、景気後退や競争激化も相まって収益が予想を大幅に下回り、人員整理を余儀なくされたことを明かしています。さらに、2023年を「効率化の年」として、会社のコストを下げるための取り組みに集中することを示唆していました。
ザッカーバーグ氏は2023年3月に「今後数カ月の内に、組織のリーダーは、組織のフラット化や優先度の低いプロジェクトの中止、採用率の低下に焦点を当てたリストラ計画を発表します」と発表し、「従業員削減は私たちにとって非常に困難な決断でしたが、回避する方法はありません」と述べていました。ザッカーバーグ氏によると、4月に行われる従業員削減は主に技術部門に対して行われ、5月にはビジネス部門に対する従業員削減が行われる予定とのこと。
海外メディアのVoxに対し、匿名の従業員は「私たち従業員はこれらの人員削減に対してうんざりしており、今は目を背けています」と述べています。また「解雇に対して何もできないにもかかわらず心配し続けることは大きなストレスになります」と明かしています。
Voxは「今回のMetaの従業員削減は、これが終わりではなく次の人員削減の波の始まりにすぎません」と述べています。
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