メモ

Metaが2022年11月以来2度目の人員削減を実施し数千人を解雇するとの報道


FacebookやInstagramなどを運営するMetaが新たな人員削減を計画しており、数千人規模のレイオフを行う可能性があることが分かりました。

Meta Layoffs 2023: Facebook Parent Company Plans to Cut Thousands of Jobs - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-03-07/meta-is-said-to-plan-thousands-more-layoffs-as-soon-as-this-week

Meta planning thousands of more cuts after widespread layoffs: Report
https://www.cnbc.com/2023/03/07/meta-planning-thousands-of-more-cuts-after-widespread-layoffs.html

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは2022年11月に大規模な人員整理を行うことを明らかにし、従業員の13%に当たる1万1000人を解雇する計画を発表しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により電子商取引(eコマース)が急増したことがMetaの大幅な収益増加につながったものの、景気後退や競争激化も相まって収益が予想を大幅に下回り、人員整理を余儀なくされたとザッカーバーグCEOは説明しています。さらに、2023年を「効率化の年」として、会社のコストを下げるための取り組みに集中することを示唆していました。

マーク・ザッカーバーグCEOがMeta従業員の約13%に当たる1万1000人を解雇すると発表、「eコマースの成長傾向を見誤った」と認める - GIGAZINE

by Anthony Quintano

Bloombergによると、新たな人員削減は上記レイオフに続いて行われる新たな計画で、さらに数千人がMetaを去ることになるそうです。Metaは不要と判断したチーム全体を解体するなど組織の「フラット化」にも取り組んでいるとのことですが、事情に詳しい関係者によると、今回のレイオフはフラット化とは別で、財務目標を達成するために推進されているものだとのこと。

広告収入が伸び悩み、メタバースと呼ばれる仮想現実のプラットフォームに重点を移しているザッカーバーグCEOは、取締役や副社長に対し、手放しても問題のない従業員のリストを作るよう求めていると関係者は述べています。

カリフォルニア州メンローパークで働くMetaの従業員は、2度目の人員削減を察知したことで同僚の間で不安が高まり、士気が低下していると述べています。一部の従業員は「支給される予定のボーナスを、事前に職を失った場合に受け取れるかどうか心配だ」と述べているそうです。


なお、Metaの2022年第4四半期の売上高は前年同期比4%減の320億ドル(4兆4000億円)、費用および経費は前年同期比22%増の258億ドル(3兆6000億円)であったと発表されています。メタバースに必要な仮想現実や拡張現実の技術構築を担う同社のReality Labs部門は、第4四半期に7億2700万ドル(約1000億円)の売上を計上したものの、42億8000万ドル(6000億円)の営業損失も計上しています。

ニューヨークで開始された取引でMetaの株価は2.3%上昇し、月曜日の終値で年初から54%上昇しました。

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in Posted by log1p_kr

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