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3つの箱から当たりを探す確率問題「モンティ・ホール問題」をわかりやすく解説するとこうなる


モンティ・ホール問題」は、結果を説明しても納得し辛いということで知られる確率問題のひとつです。そんなモンティ・ホール問題をわかってくれない人にどう説明すればいいか、エンジニアのミカエル・パシュキエビッチ氏が解説し、実際に体感できるデモを公開しています。

Monty Hall explained
https://www.michalpaszkiewicz.co.uk/blog/montyhallexplained/index.html

モンティ・ホール問題は数学が常識と一致しないように思えることの好例で、1975年にスティーブ・セルビンがアメリカの統計学者に宛てた手紙の中で提示したのが最初です。この問題をアメリカのテレビ番組「Let's Make a Deal」が取り上げたことで、番組の司会者であるモンティ・ホールの名前を採り、モンティ・ホール問題と呼ばれるようになりました。

モンティ・ホール問題がどんなものかは、以下の通り。

A・B・Cというラベルのついた3つの箱が場に用意されており、問題に挑戦する人はこの中からひとつを選びます。なお、3つの箱のうちひとつは当たりですが、残りの2つはハズレです。


その後、どの箱に当たりが入っているかを知っている出題者は、3つの箱のうちひとつがハズレであることを明かします。


次に、挑戦者は残りの箱の中から当たりが入っているものを選びます。この時、挑戦者は最初に選んだ箱を選んでもいいし、別の箱に変えてもOKです。その後、当たりがどの箱か開示されることとなります。


この問題の奇妙な点は、最初に選んだ箱から別のものに変えた方が「当たりの確率が増える」という点。ほとんどの人は最終的に「2つの箱から当たりの入っている箱を選ぶ」ため、当たりを引く確率は1/2(50%)であると直感的に考えます。

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in メモ,   動画,   無料メンバー, Posted by logu_ii

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