Amazonが「よく返品されるアイテム」ラベルを導入
Amazonで商品の良し悪しを購入前に事前に確認する方法として、新たに「よく返品されるアイテム」という警告ラベルの導入が始まっていることが分かりました。
Amazon Starts Warning Customers About ‘Frequently Returned’ Items — The Information
https://www.theinformation.com/articles/amazon-starts-warning-customers-about-frequently-returned-items
Amazon to flag ‘frequently returned’ products you maybe shouldn’t buy - The Verge
https://www.theverge.com/2023/3/28/23659868/amazon-returns-warning-product-reviews-tag-feature
Amazonで商品の良し悪しをチェックするにあたって役立つ機能の1つがカスタマーレビューです。しかし、この消費者の心理を逆手に取り、低品質な品の販売業者がお金を払って5つ星レビューを書かせている事例が存在します。
Amazonの5つ星レビューには販売業者がお金を払って書かせたものが存在する - GIGAZINE
by Mike Seyfang
Amazonには「新品または開封済み未使用品は購入から30日以内であれば返品可能」というポリシーがあるため、仮に低品質な品をだまされて買ってしまったとしても手続きをすれば返品することでお金は返ってきますが、手間がかかります。
また、返品された品のほとんどはAmazonの倉庫に保管されたのち、廃棄処分になっていることがわかっています。
Amazonに返品された商品の多くが廃棄処分となっていることが明らかに - GIGAZINE
Amazonでは、廃棄物を減らすために2021年から中古品販売プログラムを開始。
Amazonが廃棄物削減のため中古品販売プログラムを開始 - GIGAZINE
さらに、返品率を改善するために新たに導入される施策が、今回の「よく返品されるアイテム」ラベルです。返品される理由は寸法違いや、誤解を招く表示があったなどさまざまですが、返品率が高い品に対して事前に注意をうながすことで、誤った購入を減らすことが狙いです。
ニュースサイト・The Vergeによれば商品説明部分にこのようなラベルが表示されるとのこと。
なお、機能はまずはアメリカのユーザー向けに展開。その他の地域での導入があるのか、いつごろになるかは不明です。
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