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YouTubeのスーザン・ウォジスキCEOが辞任

by Fortune Live Media

Googleの立ち上げ当初から在籍していたメンバーであり、YouTubeの買収を発案して世界最大の動画サイトへと成長させた立役者のスーザン・ウォジスキ氏が、CEOの職を辞することを明らかにしました。

A personal update from Susan
https://blog.youtube/inside-youtube/a-personal-update-from-susan/

Susan Wojcicki, Googler No. 16 and longtime YouTube CEO, is stepping down | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2023/02/youtube-ceo-susan-wojcicki-is-stepping-down-after-9-years/

ウォジスキ氏はGoogleの16番目の社員であり、Google創立メンバーのラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏へオフィス代わりに実家のガレージを貸し出していたエピソードなどで知られています。

ウォジスキ氏は1998年からGoogleに加わり、1999年にGoogle最初のマーケティングマネージャーに就任しました。2003年にはGoogle AdSenseの最初のプロダクトマネージャーに就任しました。2006年には元PayPal従業員のチャド・ハーリー氏らが運営していたYouTubeの買収を発案し、16億5000万ドル(当時約1900億円)での買収に成功。YouTubeの発展に尽力し、2014年にYouTubeのCEOに就任しました。

2015年からはYouTubeのサブスクリプションサービス「YouTube Red」の提供を始めたほか、YouTube OriginalsやYouTube Music、YouTube Kidsといったさまざまなサービスの立ち上げを推進。プラットフォームの開放やクリエイターへの収益還元に軸を置いた運営を行っていたほか、陰謀論に関するコンテンツにWikipediaのリンクを付与するよう改革するなど、プラットフォームの中立性を重視する姿勢も示していました。


2023年2月16日、ウォジスキ氏は従業員向けにメッセージを発信し、この日をもってCEOを退任すること、後任を15年間Googleで働いてきたYouTubeの最高製品責任者、ニール・モーハン氏へ譲ること、しばらくはモーハン氏とチームをサポートし、長期的にはGoogleの顧問のような役割を担うことなどを伝えました。

ウォジスキ氏は「私たちが達成したことすべてを、私はとても誇りに思っています。そしてGoogleに勤め始めてから25年近くが過ぎた今日、私はYouTubeの責任者としての役割から退き、家族、健康、そして私が情熱を注ぐ個人的なプロジェクトに焦点を当てた新しい章を始めることにしました。これまで一緒に働き、学んできた社内外の何千人もの人たち、私を生涯の冒険へと誘ってくれたラリーとセルゲイに感謝します」と述べました。

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in Posted by log1p_kr

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