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Twitterアジア本社のスタッフが家賃不払いで退去を命じられる


Twitterのアジア本社として機能していたシンガポールオフィスの従業員が、敷地内からの退去を命じられていたことが分かりました。イーロン・マスクCEOによる徹底的な経費削減を断行しているTwitterは、以前からサンフランシスコにある本社を含め世界各地のオフィスの賃料を滞納していることが報じられています

Elon Musk’s Twitter Singapore HQ Workers Told to Clear Desks, Work From Home - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-01-12/elon-musk-s-twitter-singapore-hq-workers-told-to-clear-desks-work-from-home

Twitter Employees Escorted Out of Singapore Office
https://gizmodo.com/twitter-singapore-office-employees-escorted-out-1849978847

名前を明かさないことを条件にメディアの取材に応じた関係者は、Twitterのシンガポールのスタッフが2023年1月11日に、その日の17時までにビルを退去して翌日からリモートで業務を再開するようメールで通知されたと話しました。スタッフらは、別命があるまで社内システムでリモートワーカーとして再配置されているとのこと。


シンガポール有数の超高層ビルであるキャピタグリーンを拠点としていたシンガポールオフィスは、2015年からTwitterのアジア太平洋本部として機能していましたが、マスク氏により大幅に人員が削減されていました。解雇されたスタッフの中には、アジア太平洋地域のサイトインテグリティ責任者として採用されたばかりであるNur Azhar Bin Ayob氏も含まれています。

2022年10月にTwitterのCEOに就任したマスク氏は、当初から「2023年中にTwitterが倒産してもおかしくない」と危機感をあらわにしており、シンガポールだけでなくサンフランシスコにある本社や世界各地のオフィスの家賃の支払いも滞らせています。今回、シンガポール本社のTwitter社員がオフィスから立ち退きを命じられたのも、賃料の不払いが理由とのこと。


ただし、マスク氏が延滞していたオフィスの家賃を支払ったため、「週末に解雇されたスタッフ以外はオフィスに戻ってくる」との情報もあります。


広報部門にスタッフを配置していないTwitterは、メディアからのコメントの要請に応じませんでした。また、キャピタグリーンのオーナーであるCapitaLandの広報担当者は、「Twitterはキャピタグリーンのテナントとして残っています」と述べたものの、それ以上の詳細については話しませんでした。

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks

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