ネットサービス

InstagramとFacebookが18歳未満のユーザーを広告ターゲティングする機能をさらに制限、性別に基づいて10代をターゲットにするオプションを削除へ


InstagramとFacebookを運営するMetaが若いユーザーへ広告を表示する方法にいくつかの変更を加える予定を明らかにし、10代の若者に性別に基づいたターゲティング広告を表示する機能を削除すると告知しました。これにより、広告主が若者のターゲティングに使える情報は年齢と場所のみになります。

Continuing to Create Age-Appropriate Ad Experiences for Teens | Meta
https://about.fb.com/news/2023/01/age-appropriate-ads-for-teens/


InstagramとFacebookで10代の若者向けに表示される広告は、Metaの手により表示が厳しく制限されています。これまでMetaは広告主が10代の若者をターゲットにして広告を表示する方法を規制し、誰をフォローしているか、誰をいいねしたかといったアプリ内アクティビティに基づいてターゲットを設定する機能を削除していました。Metaはこれに加えて、2023年2月から性別に基づいてターゲットを設定する機能を削除し、広告主がターゲティングに使える情報が年齢と場所のみになることを明らかにしました。これにより、ユーザーの性別が表示される広告の種類に影響することはなくなります。

Metaは「10代の子どもたちは大人ほど意思決定ができるわけではないことを私たちは認識しています。そのため、広告主がティーンエイジャーにリーチするための選択肢と、ティーンエイジャーに広告を表示するために使用する情報をさらに制限します」と述べています。

また、2023年3月から、FacebookとInstagramで表示される広告の種類を若者自身の手で管理できる「Ad Topic Controls」が導入される予定です。この機能により、10代の子どもは両アプリの「設定」から「広告の設定」を開き、「表示を減らす」または「興味がない」を選択することで、表示される広告の種類をより細かく制御できるようになります。


告知時点での広告基準では、アルコール、金融商品、ダイエット商品・サービスといったトピックに関する広告は基本的に18歳未満の若者には表示されないようになっています。これに加えて若者自身が一部のトピックを非表示にする機能を用意することで、より適切な広告体験となることがMetaにより述べられています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
酒・タバコ広告の子ども向け配信回避のため「興味関心に基づく広告」をFacebookとInstagramが停止へ - GIGAZINE

TikTokでは若者を食い物にする「ADHDの自己診断や治療をオススメする広告」が許可されている - GIGAZINE

「FacebookとInstagramでユーザー追跡広告を強制表示していた」としてMetaが約547億円の罰金を科される - GIGAZINE

Twitterの広告主向けツールのアクセス数が前年比85%減を記録 - GIGAZINE

Facebookで年齢・性差別的な求人広告を掲載したとして7社に公民権保護違反の裁定 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1p_kr

You can read the machine translated English article here.