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イーロン・マスクのSpaceXとxAIとテスラが合併か、大規模IPOに先立って検討中との報道

by Gage Skidmore

イーロン・マスク氏率いるSpaceXが、自身が運営する人工知能企業のxAIや電気自動車メーカーのテスラとの合併を検討していることが複数のメディアで報じられました。ロイターによれば、SpaceXは2026年内に計画されるとされる新規株式公開(IPO)に先立ち、xAIとの合併に向けた協議を進めているとのこと。ただし取引の条件や時期、構造は流動的で、現時点で最終合意には至っていないようです。

Exclusive: Musk's SpaceX in merger talks with xAI ahead of planned IPO, source says | Reuters
https://www.reuters.com/world/musks-spacex-merger-talks-with-xai-ahead-planned-ipo-source-says-2026-01-29/

Elon Musk’s SpaceX Is Said to Consider Merger With Tesla or xAI - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-01-29/elon-musk-s-spacex-is-said-to-consider-merger-with-tesla-or-xai

SpaceX weighs June IPO timed to planetary alignment and Elon Musk’s birthday
https://www.ft.com/content/0ee356cb-5c77-4686-9392-260520369122

Elon Musk's SpaceX, Tesla, and xAI in talks to merge, according to reports | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/01/29/elon-musks-spacex-tesla-and-xai-in-talks-to-merge-according-to-reports/

Elon Musk might merge SpaceX with Tesla or xAI | The Verge
https://www.theverge.com/2026/1/29/24354015/elon-musk-spacex-xai-tesla-merger-talks-report

Xは2025年に行われた株式交換によってすでにxAIの一部となっており、xAIがXのプラットフォームを所有しています。報道された計画ではxAIの株式をSpaceXの株式と交換する形が想定されており、実現すればFalcon 9などを使った打ち上げ事業、Starlinkの管理・運営、Xの管理・運営、そしてGrokの開発が一つの巨大企業の下に集約されることになります。一方でロイターは、一部のxAI幹部に対して、SpaceXの株式ではなく現金を受け取る選択肢が提示される可能性があると伝えています。

合併の主な目的は、データセンターを宇宙空間に設置するというマスク氏の構想を加速させることにあるとのことです。マスク氏は太陽光エネルギーを利用できる宇宙空間はAIを運用する上で最も低コストな場所になり得るとの見解を示しており、2024年には「遅くとも2年から3年で宇宙データセンターが実現する可能性がある」と述べています。

イーロン・マスクのAI企業「xAI」がデータセンターの拡大を計画中、高性能チップの数は100万台へ - GIGAZINE


ただしロイターは、AI投資が急速かつ予測の難しい変化をする中で、宇宙向けにシステムを適合させる追加コストが見合うのかを疑問視する見方があると伝えています。競争環境としては、ジェフ・ベゾス氏のBlue Originが高容量の衛星バックボーン網を発表したことや、Googleが宇宙データセンターを研究していることにも触れています。

また、軍事ネットワークへのAI導入を急ぐアメリカ国防総省との契約において、この統合が有利に働くという分析もあります。ロイターは、国防総省が軍事ネットワークへのAI導入を加速しているとし、統合によって大型の防衛契約での足場が強まる可能性があるとする見方を紹介しました。国防総省関連では、xAIの契約が最大2億ドル(約300億円)規模だと報じられており、Starlinkや国家安全保障向けのStarshieldでも、運用の自動化などでAIが重要な役割を果たす可能性があるとされています。

企業価値の面では、SpaceXが直近の未公開株の販売に基づくと8000億ドル(約120兆円)と評価されており、IPO時には時価総額が1兆ドル(約150兆円)を超える可能性が取り沙汰されているとのこと。xAIについても、評価額が2300億ドル(約34兆5000億円)とされることや、2026年1月の資金調達が200億ドル(約3兆円)規模になったとも報じられています。テクノロジー系メディアのThe Vergeは、テスラがxAIに約20億ドル(約3000億円)を投資するというロイター報道に加え、テスラが2025年にxAIへ非常用バッテリーを4億3000万ドル(約645億円)で売却したと伝えています。

by Gage Skidmore

アメリカ経済メディアのBloombergは、SpaceXはテスラとの株式交換も想定しており、一部の投資家はSpaceXとテスラの提携を強力に後押ししていると報じています。Bloombergによれば、テスラのエネルギー貯蔵システムの製造能力は宇宙空間で太陽光エネルギーを用いてデータセンターを運用するSpaceXの構想に寄与するほか、Starshipがテスラの人型ロボットであるOptimusを月や火星へ運ぶといった相乗効果が期待されているとのこと。また、オンライン証券のRobinhoodがこの超大型IPOにおいて個人投資家向けの重要な役割を担うべく調整を進めていることも報じています。

Bloombergは、この大規模な取引にはインフラ基金や中東の政府系ファンドが強い関心を示す可能性があり、多額の資金調達が必要になると分析。また、SpaceXの最高財務責任者であるブレット・ジョンセン氏の関与する合併用エンティティが1月21日にアメリカのネバダ州で設立されたことも報じています。

by Gage Skidmore

経済紙のFinancial TimesはIPOの実施時期について、木星と金星が接近して見える現象とマスク氏の誕生日に絡め、2026年6月中旬に行なわれる計画があると報じており、SpaceXはこの上場を通じて最大500億ドル(約7兆5000億円)の資金調達を目指し、企業価値は1兆5000億ドル(約225兆円)に達する可能性があるとしています。この調達資金は、人類を火星へ運ぶために設計されたStarshipの開発を加速させるために充てられる見通しですが、関係者は「証券取引委員会へのS-1提出やロードショー準備が必要で、6月上場はタイトだ」と述べているとも報じられています。

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in メモ, Posted by log1i_yk

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