ソフトウェア

M1チップ・M2チップ搭載のMacbookで「ネット接続低速化」「Zoom切断」「Wi-Fi接続喪失」の不具合発生、対策はADWL無効化


M1チップやM2チップを搭載したMacbookで、インターネット接続速度が低下したり、Zoomの通話が切れてしまったり、Wi-Fi接続が完全に喪失してしまったりする不具合が発生しています。これはAppleも認識していて、ADWLの無効化が対策に挙げられています。

Recent Apple updates leading to WiFi issues
https://www.meter.com/mac-osx-awdl-psa


インターネットビジネス企業のMeterによると、発生している問題はさまざまですが、根本的には同じで、「スループット速度が低下し、デバイスがランダムに切断され、ネットワークに再接続できなくなる」という現象が起きています。

Meterや他のベンダーはAppleに問題発生を報告し、Appleもファームウェアの問題を特定し、macOS Venturaのベータ版で修正対応予定だとのこと。ただ、リリースがいつになるかはまだ不明です。


当面の対策としては「AWDLを無効化する」ことが挙げられています。AWDLはMacとiOSデバイスのリンクに用いられるネットワークで、無効化するとAirDrop・AirPlayが使えなくなります。

GitHubでは、Appleによる修正が行われるまで急場をしのぐためのスクリプトが公開されています。

GitHub - meterup/awdl_wifi_scripts: Scripts to disable awdl
https://github.com/meterup/awdl_wifi_scripts

使用方法は
1:ターミナルを起動
2:ウィンドウに「bash <(curl -sL https://www.meter.com/awdl.sh )」と入力し実行
3:プロンプトが表示されるので「y」と入力
4:ログイン情報が求められるので入力
の手順を踏むだけ。

なお、再起動時も自動的にこのスクリプトを実行したいのであれば、
1:ターミナルを起動
2:「curl -sL https://www.meter.com/awdl-daemon.sh | bash」と入力し実行
でOKです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
iPhoneのBluetoothをオンにしているだけで付近の人に電話番号が漏れてしまうことが判明 - GIGAZINE

iPhoneを無線で操作可能な脆弱性をGoogleの「Project Zero」が発見 - GIGAZINE

iOS 11はiPhoneが自動でつながりの悪いWi-Fiに接続することを防いでくれる - GIGAZINE

事実上ほぼ全てのWi-Fiデバイスに内在する脆弱性「FragAttacks」が公開される、ユーザー名やパスワードの流出、PCの乗っ取りも可能 - GIGAZINE

自宅Wi-Fiの通信速度を改善するためのポイントとは? - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.