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好みの画像を生成できるAI「Stable Diffusion」をmacOS環境で超簡単に実行できる「Diffusion Bee」が登場したので使ってみた


入力した文章に沿った画像を生成してくれるAI「Stable Diffusion」は、手軽に精細なイラストや写真を出力できることから大きな注目を集めてます。Stable DiffusionはNVIDIA製GPUを搭載したPC向けに開発されているのですが、Intel製CPU搭載マシンApple Silicon搭載Macで動作させる方法が次々と編み出されています。新たに、MetaでAIやVRについて研究しているDivam Gupta氏がApple Silicon搭載Macで動作するUI付きのStable Diffusion実行環境「Diffusion Bee」を公開していたので、実際にM1チップ搭載iMacにインストールして使ってみました。

GitHub - divamgupta/diffusionbee-stable-diffusion-ui: Diffusion Bee is the easiest way to run Stable Diffusion locally on your M1 Mac. Comes with a one-click installer. No dependencies or technical knowledge needed.
https://github.com/divamgupta/diffusionbee-stable-diffusion-ui

Diffusion Beeをインストールするには、配布ページにアクセスして「Download for MacOS」をクリックしてDMGファイルをダウンロードします。容量は561MBでした。


次に、ダウンロードしたDMGファイルをダブルクリックします。


以下の画面が表示されたら、左側のアイコンを右側のアイコン上にドラッグ&ドロップ。これでインストールは完了です。


インストールが完了したら、「アプリケーション」フォルダ内の「DiffusionBee」をダブルクリックして起動します。もちろん、Launchpadからの起動や、Spotlight検索からの起動も可能です。


以下のような警告が表示されたら「開く」をクリック。


初回起動時にはモデルデータのダウンロードが始まるので、しばらく待ちます。


モデルデータのダウンロードが完了したら画像生成の準備は完了。後は、入力欄に生成したい画像の説明文を入力して「Generate」をクリックすれば画像生成が始まります。


今回はStable Diffusionのプロンプト共有サイト「Lexica」を参考にして、「portrait of a teenage girl with bangs, brown hair and bangs, round silver glasses with thin rims, wearing an oversized sweater, dramatic lighting, anime illustration by Greg rutkowski, yoji shinkawa, 4k, digital art, concept art, trending on artstation, アニメ, featured on pixiv(前髪のある10代の女の子のポートレート、茶髪で前髪あり、銀縁眼鏡、オーバーサイズのセーターを着用、ドラマティックな光源、Greg Rutkowskiが描いたアニメイラスト、新川洋司、4K、デジタルアート、コンセプトアート、ArtStationでトレンド、アニメ、pixivで人気)」という文章を入力してから「Generate」をクリックしてみました。


生成された画像が以下。生成にかかった時間は約1分半でした。生成画像を保存するには、画像下部に配置された「Save Image」をクリックします。


すると、保存ダイアログが表示されるので、任意の場所に保存すればOK。


今回生成した画像の原寸大(512×512ピクセル)が以下。1分半でかなり精細なイラストを生成できました。

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in レビュー,   ソフトウェア,   アート, Posted by log1o_hf

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