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「アンデスの古代神へのいけにえ」として生き埋めにされた男性が自力で脱出して生還


ボリビアの祭りで酒を飲んで気絶した男性が、アンデス地方の先住民が信仰する古代の神へのいけにえとして生き埋めにされた後に、自力で棺おけを壊して生還したと報じられました。命からがら脱出した男性は、現地の警察が事件に関与しないことを問題視して、適切な調査の実施を訴えています。

“Me han querido meter de sullu”: un hombre se salva de ser ofrendado a la Pachamama
https://www.paginasiete.bo/seguridad/me-han-querido-meter-de-sullu-un-hombre-se-salva-de-ser-ofrendado-a-la-pachamama-DN3492476

Man 'smashes way out of COFFIN after being buried alive "as sacrifice to mother earth"' in Bolivia | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11103241/Man-smashes-way-COFFIN-buried-alive-sacrifice-mother-earth-Bolivia.html

奇跡的な生還を遂げたと報じられているのは、ボリビアに住む30歳の男性、ビクター・ウーゴ・ミカ・アルバレス氏です。アルバレス氏は2022年8月5日に、ラパス県西部の都市エル・アルトで開催された母なる大地の祭りに参加していました。


広場で友人と飲酒をして気を失ったアルバレス氏は、気がつくと棺おけの中にいたとのこと。その時のことを、アルバレス氏は「1つだけ覚えているのは、自分がベッドの中にいると思って、用を足そうと起き上がろうとしたのに動けなくなったことです。棺おけを押したらガラスが割れて中に土が入ってきたので、それでなんとか外に出られました。連中は私を埋葬したんです」と証言しました。

アルバレス氏がいけにえになりかけたのは、アンデス地方の古い神話にあらわれる女神であるパチャママを祭る儀式でした。この地域の先住民は、8月になると母なる大地の神であるパチャママが供物のために口を開けると信じており、生きた動物やカカオの葉、お菓子など思い思いの供物を捧げるとのこと。

by Nigel Hoult

こうした供物は「スールー(sullu)」と呼ばれており、生きた人間をスールーとして人身御供にする習わしが今でもひそかに行われているとの話もあります。アルバレス氏は、「連中は私をスールーにしたかったんでしょう」と話しました。

気を失った場所から50マイル(約80キロメートル)離れたアチャカチの建設現場で目を覚まし、生き埋めから生還したアルバレス氏は若い男性に助けを求めて警察署に行きました。しかし、警察はアルバレス氏が酔っ払っているだけだとして取り合ってくれなかったとのこと。

アルバレス氏は、事件の全容を明らかにするよう訴えました。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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