薄型&軽量化を果たしたSamsungの折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」海外レビューまとめ、ヒンジが改良されカメラ性能も向上
Samsungが横方向に2つに折りたためるスマートフォン「Galaxy Z Fold4」を発表しました。Galaxy Z Fold4はこれまでの「Galaxy Z Fold」に折りたたみ機構の改善や画面縦横比の変更などを施しているとのこと。複数の海外メディアが実際にGalaxy Z Fold4を触ってみた感想を報告していたので、サイズ感や使い心地の変化をまとめてみました。
Introducing Samsung Galaxy Z Flip4 and Galaxy Z Fold4: The Most Versatile Devices, Changing the Way We Interact With Smartphones – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/introducing-samsung-galaxy-z-flip4-and-galaxy-z-fold4-the-most-versatile-devices-changing-the-way-we-interact-with-smartphones
Samsung Galaxy Z Fold 4 Hands-On: Thinner, lighter, stronger, faster
https://www.xda-developers.com/samsung-galaxy-z-fold-4-hands-on/
Samsung Galaxy Z Fold 4 & Flip 4 hands-on: A little progress, lots of polish
https://www.androidpolice.com/samsung-galaxy-z-fold-4-and-flip-4-hands-on/
◆スペック&寸法
Galaxy Z Fold4のスペックは以下の通り。プロセッサーにはQualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用しており、RAMも12GBと大容量。スマートフォンとしてはかなり高性能な部類に入ります。
OS | Android 12 |
画面サイズ | 7.6インチ 有機EL |
メイン画面解像度 | 2176×1812ピクセル 374ppi |
メイン画面アスペクト比 | 21.6:18 |
カバー画面解像度 | 2316×904 402ppi |
カバー画面アスペクト比 | 23.1:9 |
リフレッシュレート | 120Hz |
寸法(開いた状態) | 高さ155.1mm×幅130.1mm×厚さ6.3mm |
寸法(閉じた状態) | 高さ155.1mm×幅67.1mm×厚さ15.8mm |
重さ | 263g |
バッテリー容量 | 4400mAh |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 256GB・512GB・1TB |
充電ポート | USB Type-C |
リアカメラ | メイン:50MP 広角:12MP 望遠:10MP |
フロントカメラ | カバー画面:10MP メイン画面:4MP |
録画性能 | 8K・24fps 4K・60fps 1080p・240fps |
無線通信 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 |
5G通信 | ミリ波 サブ6GHz |
生体認証 | 指紋センサーを電源ボタン内蔵 |
防水性能 | IPX8 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
タッチペン | Galaxy Z Fold専用Sペン対応 |
Galaxy Z Fold4を開いた状態の寸法は高さ155.1mm×幅130.1mm×厚さ6.3mmで、「Galaxy Z Fold3」(高さ158.2mm×幅128.1mm×厚さ6.4mm)よりも高さが3.1mm短くなり、厚さは0.1mm薄くなっています。また、Galaxy Z Fold4の重さは263gで、Galaxy Z Fold3(271g)と比べて8g軽量化しました。テクノロジーメディアのXDAは、わずかな寸法の変更と軽量化によって手に持った際の感触が良くなったと評価しています。
◆ヒンジの改良
Android Centralは、Galaxy Z Fold4はヒンジの改良によってGalaxy Z Fold3よりも滑らかに開閉できると報告しています。また、Android Centralが公開したGalaxy Z Fold3(上)とGalaxy Z Fold4(下)の全開時の比較画像を見ると、Galaxy Z Fold3で確認されていた中央部分の湾曲が解消されていることが分かります。
Android Policeもヒンジの改良によって写り込みが減少したと評価。Android Policeが公開した以下の画像を確認すると、Galaxy Z Fold4(左)の方がGalaxy Z Fold3(右)よりゆがみが少ないことが分かります。
◆カメラ性能
Galaxy Z Fold4はリアカメラとしてメイン・広角・望遠の3個のカメラを搭載。さらに、フロント側には画面ごとに1個ずつカメラを配置しており、合計5個のカメラを搭載しています。XDAはGalaxy Z Fold3では12MPだったメインカメラの画素数がGalaxy Z Fold4では50MPに強化されていることや、光学式手振れ補正機能を搭載している点に着目し、「Galaxy Z Foldシリーズには『最高のカメラ』が搭載されたことはありませんでした。しかし、Galaxy Z Fold4はSamsungの折りたたみスマートフォンシリーズにカメラ革命を巻き起こしています」と評価しています。
なお、Galaxy Z Fold4は2022年8月26日に一部の国で発売予定ですが、日本での発売時期は不明。また、販売価格は1799.99ドル(約24万円)とのことです。
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