ついにイギリスに進出した丸亀製麺で動物性食材ゼロの現地限定メニュー「ヴィーガン向けうどん」を食べてきました
讃岐うどん専門店の丸亀製麺は日本国外にも店舗を持っています。その人気は日本国内をしのぐほどで、店舗の売上げランキングのトップ10のうちで7店舗が日本国外の店舗だったこともあるほど。そんな丸亀製麺が2021年7月からイギリスのロンドンに進出しており、丸亀製麺としては初めてヴィーガン向けメニューを導入したとのこと。動物性ダシを一切使わないうどんとは果たしてどんな味なのかがめちゃくちゃ気になったので、実際に現地で食べてみました。
Marugame Udon - Authentic Japanese Udon Restaurant
https://marugame.co.uk/
記事作成時点で丸亀製麺はロンドンに5店舗あり、今回はSt Christopher's Place店へ行きました。住所は14-15 Barrett St, London W1U 1LXです。
St Christopher's Placeの最寄り駅はロンドン地下鉄(アンダーグラウンド)のボンドストリート駅です。以下はオックスフォード通りに面する出口。
駅から西に20mほど進んで北側にあるのが、St Christopher's Placeの入口。一見すると単にビルとビルの隙間にしか見えませんが……
「St Christopher's Place」と書かれた看板が付いていて、通り抜けられるようになっています。入口がかなり狭くて細く、知らないとうっかり通り過ぎてしまうほど。
ボンドストリート駅近くから、丸亀製麺の店舗があるSt Christopher's Placeを抜ける道はどんな感じなのかは以下のムービーを見るとわかります。
イギリス・ロンドンのボンドストリート駅近くからSt Christopher's Placeへ抜ける道を歩いて丸亀製麺まで向かう - YouTube
石畳の道を40mほど歩くとSt Christopher's Placeに出て、その右奥に丸亀製麺がありました。
「麺。ダシ。天ぷら。Love」と書かれた看板が店頭に立っていました。
店の前にはカフェテラスのようにテーブルや机が並べてあり、外でもうどんを食べられる模様。
店外に面しているガラスを通して、メニューを表示したデジタルサイネージが見られるようになっていました。「Kamaage」「Kake」「BK(ぶっかけ)」など日本でもおなじみのメニューに加えて、「Two Pork Tonkotsu」「Chicken Katsu Curry」など、海外店舗のレギュラーメニューもありました。
店内に入って目に飛び込んできたのが「welcome to our kitchen」の文字。
入口の横では、丸亀製麺の傘が販売されていました。
うどんの注文方法は日本と同じで、トレイを持ってカウンターを進みながら食べたいうどんを店員に申告し、うどんを受け取った後に天ぷらを適宜自分で取っていくスタイルです。
店内の段差を降りてすぐにあるガラスの向こうでは、店員がうどんをゆでていました。
小麦粉は日本産のものを使っているとのこと。店内で製麺しているようで、店員が製麺機に麺生地を投入している様子が見られました。
大量のうどんがゆでられている釜
調理設備や1玉ごとにわけられたうどんなど、日本の丸亀製麺でも普通に見られる光景。
ゆであがったうどんを入れた丼にダシを注ぐところ。今回はヴィーガン向けのかけうどんを注文しました。価格は4.75ポンド(約770円)です。
天ぷらは基本的に日本と同じものもありますが、一部には日本であまり見ないメニューもありました。
代金を支払い、店内で食べるところを探すためにうろうろ。今回はカウンター席に座って食べることにしました。
席に置かれていた調味料はしょう油、ごま油、ラー油。しょう油は日本の丸亀製麺でも置かれていますが、ごま油とラー油というのは珍しいかも。
というわけで、ヴィーガン向けかけうどんに、ズッキーニの天ぷら(1.45ポンド、約235円)とアスパラガスの天ぷら(1.25ポンド、約200円)を注文しました。
かけうどんは具もねぎも載っていません。見た目は日本で食べるうどんと全く変わりません。しかし、香りはかなり異なり、魚介のダシの匂いがまったくせず、少し甘いような香りがします。公式サイトによると、カロリーは1杯当たり344kcalとのこと。
食べてみてまず気づいたのは、日本の丸亀製麺で食べるうどんとは食感が異なること。うどんの麺自体はヴィーガンメニューに関係ないので、食べる前は日本と同じかなと思っていたのですが、日本の丸亀製麺で食べられるうどんはキュッと締まって弾力が強いのに比べて、イギリスの丸亀製麺のうどんはもっとやわらかく、弾力があるというよりもモチモチした食感が特徴的。また、ダシは魚で取ったダシ特有の風味が一切なく、うま味は日本のダシで味わえるほど強くありませんが、塩味よりも野菜由来の甘さが強く、優しい味に仕上がっています。
日本では見たことがなかったズッキーニの天ぷらはホクホクとした食感で、うどんのダシの優しい甘さと相性はかなりいいと感じました。
アスパラガスの天ぷらは、食べる前は「ごぼうの天ぷらみたいな感じかな?」と思っていたのですが、実際に食べてみるとサクサクっとした衣に包まれたアスパラガスはシャキシャキとした食感を残しながらもやわらかく揚がっていました。
・関連記事
見た目があまりにも衝撃的なイギリスの伝統料理「うなぎのゼリー寄せ」を現地で実際に食べてきたよレポート - GIGAZINE
謎のカツカレーブームをイギリスに巻き起こした日本食レストラン・Wagamamaのカツカレーをロンドンで食べてきた - GIGAZINE
大量のそばを甘辛のつゆと共にあっという間に食べきれる岐阜名物「冷やしたぬき」を食べてきたよレビュー - GIGAZINE
もちもちの打ち立てうどん&サクサク天ぷらを家で楽しめる丸亀製麺「丸亀うどん弁当」4種を全制覇してみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ