Twitterのユーザー名の変更履歴を確認できるウェブサービス「memory.lol」
Twitterには「@gigazine」のように「@」から始まるユーザー名と、「GIGAZINE(ギガジン)」のような表示名を設定可能で、どちらの名前も設定画面から変更可能です。このため、ユーザー名と表示名を両方とも変更して別アカウントとして振る舞うことも可能で、悪意ある投稿を繰り返していたアカウントが別アカウントのように振る舞いながら嫌がらせを続行するという事態も発生しています。そんなユーザー名変更への対抗手段として、プログラマーのTravis Brown氏がユーザー名変更履歴検索サービス「memory.lol」を開発しました。
GitHub - travisbrown/memory.lol: memory.lol
https://github.com/travisbrown/memory.lol
Twitterにはユーザー名と表示名の2種類の名前を設定可能。例えば、GIGAZINEのTwitterアカウントのユーザー名は「@gigazine」で、表示名は「GIGAZINE(ギガジン)」です。しかし、ユーザー名と表示名はいつでも変更可能で、双方を変更して投稿も削除すると、まったく別のアカウントとして振る舞うことが可能です。
しかし、実はTwitterの各アカウントには変更不可能な「ユーザーID」が割り振られています。ユーザーIDはページのソースコードを閲覧したりIDチェッカーサービス「idtwi」を使ったりすることで確認可能。例えばGIGAZINEのユーザーIDは「9334242」で、「https://twitter.com/intent/user?user_id=9334242」にアクセスするとGIGAZINEのアカウントページにアクセスできます。
memory.lolは、Internet Archiveが提供しているTwitterデータアーカイブ「Twitter Stream Grab」を利用して、「ユーザー名に紐付いたユーザーID」からユーザー名の変更履歴を検索するサービスです。memory.lolを利用すると、「https://memory.lol/tw/ユーザー名」という形式のURLにアクセスすることでユーザー名の履歴がJSON形式で出力されます。Brown氏が例として挙げた、ユーザー「@libsoftiktok」のユーザー名履歴検索結果が以下。「libsoftiktok」の前に「shaya_ray」や「shaya69830552」といったユーザー名で活動していたことが分かります。
{
"accounts": [
{
"id": 1326229737551912960,
"screen-names": {
"chayaraichik": null,
"cuomomustgo": null,
"houseplantpotus": null,
"shaya69830552": [
"2020-11-10"
],
"shaya_ray": [
"2020-11-27",
"2020-12-17"
],
"libsoftiktok": [
"2021-08-18",
"2022-06-16"
]
}
}
]
}
Brown氏は、memory.lolを利用することで研究者やジャーナリストが調査対象を特定することに役立つと述べています。なお、memory.lolを利用するにはGitHubアカウントを用意した上でmemory.lolのログインページでアカウント連携設定を行い、Brown氏の承認を得る必要があります。
・関連記事
Twitter上の呪われし発言を一括削除できるサービス「黒歴史クリーナー」 - GIGAZINE
Twitterで「このユーザーに関わっている人を全員ブロック」を一発実行できる「Red Block」の使い方 - GIGAZINE
邪悪なツイートを「いいね」した人までまとめてブロックすることで一気にタイムラインの治安を向上させることが可能なツール「MegaBlock」 - GIGAZINE
ロシアから遮断・検閲されてもツイートできる「Tor版Twitter」が登場、実際にアクセスしてみるとこんな感じ - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in ウェブアプリ, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article Web service 'memory.lol' that can check ….