セキュリティ

ロシア政府のネット検閲当局「Roskomnadzor」がハッキングされ820GB・約36万件以上のファイルがネットに流出


ロシアの連邦コミュニケーション・情報技術・マスメディア監視局(Roskomnadzor)はその名の通り、ロシアのマスメディアやネットメディアの監視・検閲・制御を担当する連邦執行機関です。そんなRoskomnadzorのネットワークから36万件以上・合計820GBものファイルやデータベースが流出したと報じられています。

Release: Roskomnadzor (820 GB)
https://ddosecrets.substack.com/p/release-roskomnadzor-820-gb


流出したのはロシア連邦を構成するバシコルトスタン共和国におけるRoskomnadzorの活動を記録したもので、4万3593のディレクトリに収まった36万3994件・合計526.9GBのファイルと、合計290.6GBの独自形式のデータベースファイルです。なお、ファイルの流出を報じたジャーナリストのLorax B. Horne氏は、流出したファイルの出どころを明らかにしていません。

ファイルの多くは電子メールの添付ファイルで、最終更新日が記事作成時の6日前である2022年3月5日という非常に新しいものも含まれているとのこと。また、データベースは2つのディレクトリで構成されており、法律研究のものと人事手続きに関するものだそうです。


流出ファイルは、2つに分割されてTorrentファイルで共有されているとのこと。詳細とTorrentファイルのダウンロードリンクは以下のサイトにまとめられています。ただし、電子メールの添付ファイルが多いことから、マルウェアやフィッシング詐欺のリンクなどが含まれている可能性があるため、ダウンロードする場合はセキュリティに注意するようにHorne氏らは呼びかけています。

Roskomnadzor - Distributed Denial of Secrets
https://ddosecrets.com/wiki/Roskomnadzor

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in セキュリティ, Posted by log1i_yk

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