Windows 11に追加される新機能まとめ「スタートメニューのフォルダ分け」「エクスプローラーの改善」「新設計のタスクマネージャー」など盛りだくさん

Windows 11の最新機能を一足早く試せるWindows 11 Insider Previewの「Build 22557」で追加される機能が公開されました。「スタートメニューのフォルダ分け」「タスクマネージャーの再設計」「エクスプローラーの改善」など数多くの新機能や変更点が含まれていたので、一体何が変わるのかまとめてみました。

Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22557 | Windows Insider Blog
https://blogs.windows.com/windows-insider/2022/02/16/announcing-windows-11-insider-preview-build-22557/

◆スタートメニューでアプリをフォルダ分け
iOSやAndroidでは、ホーム画面にアプリをフォルダ分けした状態で表示できます。Windows 11でも同様にスタートメニュー上のアプリ同士をドラッグして重ね合わせることでフォルダを作成できるようになります。また、今後のアップデートでフォルダに名前を付ける機能も追加予定です。

◆表示する通知の制限
Windows 11では画面の右下に通知を表示させることができますが、作業に集中したい時には通知が邪魔に感じることもあります。そんな時に「重要な通知」のみを表示させられるメニューが追加されます。

◆「フォーカスセッション」の強化
Windows 11の時計アプリには、指定した時間に合わせて音楽を流して集中力を高める機能「フォーカスセッション」が搭載されています。このフォーカスセッションが通知画面から開始できるようになり、フォーカスセッション中にタスクバーのアニメーションを抑制することも可能となります。

◆字幕の自動生成
音声を含むコンテンツを再生する際に、字幕を自動生成して表示することが可能になります。この機能は、英語にのみ対応しています。

◆エクスプローラーの機能改善
エクスプローラーのフォルダアイコンに、フォルダ内のファイルのプレビューが表示されるようになります。

これまでのエクスプローラーではフォルダをクイックアクセスにピン留めすることができました。Windows 11では、新たにフォルダのピン留めも可能となります。加えて、OneDriveやTeamsで行う固定・固定解除といった動作をエクスプローラーと同期する機能も追加されます。

また、エクスプローラーの画面上でOneDriveの同期ステータスや空き容量が確認できるようになります。

◆タッチジェスチャの追加
以下のタッチジェスチャが追加されます。どんなジェスチャなのかは、以下のリンクをクリックするとGIFアニメーションで確認できます。

・タスクバーの中央部分を下から上にスワイプしてスタートメニューを開く
・スタートメニューを水平方向にスワイプして表示切り替え
・画面右下を上方向にスワイプして音量や無線通信の設定画面を表示
・通知画面の表示が指の動きに追従するように

◆スナップレイアウトの改善
Windows 11には簡単な操作でウィンドウの配置をカスタマイズできる「スナップレイアウト」が搭載されています。このスナップレイアウトのアニメーションが改善され、ユーザーエクスペリエンスが向上したとのことです。

◆二酸化炭素排出量の確認機能
電源とバッテリーの設定画面に二酸化炭素排出量が表示されるようになります。また、時間経過によるスリープを無効化しているユーザーに対して二酸化炭素排出量を削減するためのアドバイス表示機能が追加されます。

◆タスクマネージャーの再設計
タスクマネージャーのUIが一新され、各メニューが画面左側に表示されるようになります。加えて、ダークモードもサポートされます。

また、タスクマネージャーから各アプリの動作を一時停止させる機能も追加されます。

◆タスクバーで画面共有中のアプリを確認
Teamsで画面共有しているアプリが、タスクバー上で色分け表示されるようになります。

◆ソフトウェアキーボードにIMEのオン・オフボタンを追加
日本語・中国語・韓国語といったIMEを必要とする言語のソフトウェアキーボードに、IMEの有効・無効を切り替えるボタンが追加されます。

他にも、Windows 11 Insider Preview Build 22557には絵文字のデザイン変更や新たなPowerShellモジュールの追加など、数多くの変更が含まれており、2022年2月17日から「開発チャネル」に参加しているユーザー向けにリリースされています。