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PS5の出荷合計数が1730万台に到達するもソニーのゲーム収益は前年比8%減、今後も半導体不足で足を引っ張られる可能性大


ソニーが2022年2月2日に、2021年12月31日までの第3四半期の業績報告を発表しました。これにより、PlayStation 5(PS5)の出荷台数が増加傾向にあるものの、長引く半導体不足により伸び悩む見通しであることが分かりました。

ソニーグループポータル | 2021年度 第3四半期 業績説明会
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/er/

ソニーの発表によると、2021年第3四半期の売上高は前年同期比13%増の3兆313億円で、第3四半期の実績としては過去最高を記録したとのこと。


今期の好業績は、映画、イメージング&センシング・ソリューション(S&SS)、金融、音楽分野における大幅増収がけん引しました。一方、ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)やエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野の減収が足を引っ張りました。


ソニーは、ゲーム事業不振の要因の1つは、ゲームハードウェアの売り上げが減少したことだと分析しています。


PS5の販売台数の推移が以下。PS5は2020年には合計780万台販売され、四半期ベースでの販売台数も2021年第1四半期の230万台、第2四半期の330万台、第3四半期の390万台と堅調に伸びています。これにより、PS5は通算1730万台の販売台数を達成しました。


しかし、PS5の今後の展開については「半導体を中心としたデバイス供給制約に加え、全世界的な物流の混乱によるリードタイムの長期化もあり、残念ながら、今年度の販売台数は1150万台程度となる見通しです」として、残る第4四半期の売り上げは200万台程度に落ち込むとの見方を示しました。

十時裕樹副社長兼CFO(最高財務責任者)は2021年第1四半期の決算報告では、「PS5については2021年の販売台数の目標を設定して、それに見合うだけのチップの確保をしているので、供給についてはさほど心配はしておりません」と述べていました。

「PS5の供給は半導体不足の影響をほぼ受けない」ことがソニーの2021年第1四半期決算報告で明らかに - GIGAZINE


十時CFOは今期の決算報告の中で、「デバイス供給制約の影響は今後も継続することが予想されますが、PS5に対する強い需要にお応えできるよう、引き続き最大限の努力を続けていきます」とコメントしました。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by log1l_ks

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