原価割れ状態で出荷されていたPlayStation 5が2021年6月に黒字化の見込み
2020年11月に登場したPlayStation 5(PS5)は、ゲーム機史上最速の販売ペースを記録していることが報じられていますが、原価割れ状態で販売されていたことも明らかになっています。新たに2021年5月にソニーが公開した投資家向け資料から、PS5の販売が2021年6月に黒字化する見込みであることが判明しました。
Sony IR Day 2021 ゲーム&ネットワークサービス分野
(PDFリンク)https://www.sony.com/ja/SonyInfo/IR/library/presen/irday/pdf/2021/GNS_J.pdf
2020年11月に登場したPS5は、発売から5カ月が経過時点で「アメリカ史上最速ペースで売れているゲーム機」と評価されるほどの好調な売上げを記録しています。しかし、2021年2月に発表されたソニーの2020年度第3四半期決算(10~12月)では、PS5が原価割れ状態で出荷されていることが明らかになっていました。
「PS5は原価割れ状態だが450万台以上を出荷」とソニーの四半期決算で判明 - GIGAZINE
そして、新たにソニーが2021年5月に投資家向けに公開した資料から、PS5の売上原価が減少傾向にあり、2021年6月には損失分岐点に達する見込みであることが明らかになりました。
さらに、資料の中では、PS5の発売初年度(2020年度)の販売台数が780万台を記録し、発売初年度(2013年)に760万台を販売したPlayStation 4を超えて、発売初年度における歴代PlayStationシリーズ最高の販売台数を達成した事がアピールされています。
加えて、ソニーは「発売2年目」というくくりの中で歴代シリーズ最高の売上を目指し、発売3年目にあたる2022年にはPS1の持つ「年間2260万台」の販売台数記録を超えるという目標を発表。PS5に強い期待を寄せていることを示しました。
なお、資料の中で示された今後登場予定のPS5向けタイトルの中に、これまで正式タイトルが未発表だったゴッド・オブ・ウォーシリーズ最新作のロゴが正式タイトルが分かる形で記載されており、SNSでは「ゴッド・オブ・ウォーの最新作のタイトルは、ゴッド・オブ・ウォー:ラグナロクになる可能性が高い」と、話題になっています。
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