PDFもウェブページもサクッと翻訳可能な「みらい翻訳」公式拡張機能を使ってみた
インターネットで情報を集める際に、少しマニアックな情報や最新の情報を探していると日本語以外の言語で記された情報にたどり着くことがよくあるはず。Google Chromeなどワンクリックでページを日本語に翻訳する機能が搭載されたブラウザも存在しますが、その精度に不満を覚えることもあります。そんな中、高精度な翻訳が可能なことで知られる「みらい翻訳」がGoogle Chrome向けにワンクリックで文章を翻訳できる拡張機能を公開していたので、実際に使ってみました。
みらい翻訳 - Chrome ウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/detail/みらい翻訳/ehmajmfoaieibgpanghhnnnlfjjffhni
◆みらい翻訳の拡張機能をインストールして使ってみた
みらい翻訳の拡張機能をGoogle Chromeで使うには、まず上記の配布ページにアクセスして「Chromeに追加」をクリックします。
画面上部にポップアップが表示されたら「拡張機能を追加」をクリック。
以下のポップアップが表示されれば拡張機能のインストールは完了です。
拡張機能の使い方はシンプルで、翻訳したい英文をドラッグして選択し、表示されるボタンをクリックするだけです。今回はWikipediaにある大谷翔平選手の英語版記事を実際に翻訳してみました。
すると、こんな感じに翻訳後の文章が表示されます。「the first pick(1位指名)」を「初戦」と訳しているなど気になるところもありますが、内容を大まかに把握する程度なら十分という翻訳精度。
引っかかる訳があった場合は、訳文の上にマウスポインタを移動させると原文を参照できます。
また、赤枠のアイコンをクリックすると翻訳結果をクリップボードにコピーでき……
その右側のアイコンをクリックすると翻訳結果をテキストファイルとして保存できます。
なお、みらい翻訳の拡張機能で翻訳可能な言語は日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・イタリア語・インドネシア語・スペイン語・タイ語・ドイツ語・フランス語・ベトナム語・ポルトガル語・ロシア語の14種類です。
日本語から他の言語への翻訳と、他の言語から日本語への翻訳は全て可能ですが、「英語からロシア語への翻訳」のように、日本語以外の2言語間の翻訳は不可能となっています。
◆PDFファイルの翻訳
Google Chromeに標準搭載されている翻訳機能ではPDFファイルの翻訳はできませんが、みらい翻訳の拡張機能はPDFファイルの翻訳にも対応しています。ただし、翻訳機能の実行方法については前述のウェブページ版とは異なり、右クリックメニューから「みらい翻訳で翻訳」を実行する必要があります。
右クリックメニューから翻訳を実行すれば、通常のウェブページの時と同様に翻訳結果を表示させられます。
◆翻訳ボタンの表示を無効化
みらい翻訳の拡張機能をインストールすると、上述の通りに英文を選択した際に翻訳ボタンが表示されるようになります。しかし、この翻訳ボタンは英文を選択した際には毎回表示されてしまうため、やや煩わしいと感じることもあります。
そんな時のために、みらい翻訳には翻訳ボタンの非表示機能が搭載されています。翻訳ボタンの表示を無効化するには、まず画面右上のパズルピースのようなアイコンをクリックし、次に「みらい翻訳」と記された部分をクリックすればOK。
すると、翻訳ボタンの表示が無効化されてます。この状態でも右クリックメニューからの翻訳は可能。また、もう一度「みらい翻訳」をクリックすればボタンの表示を有効化できます。
なお、上述の画面で「みらい翻訳」の右側に配置されたピン留めアイコンをクリックすると……
画面右上にみらい翻訳のアイコンが表示されるようになり、このボタンを押すたびに翻訳ボタンの有効・無効を切り替えられます。
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