時速40kmで走るマインクラフトのトロッコを現実に作ってしまったムービーが登場

累計販売本数世界一のゲーム「マインクラフト」はその人気から作中に登場するさまざまな要素を現実に作ってみようという試みる人も多く、世の中には「時速30kmで人を乗せて爆走するブタ」を作った人もいます。2021年12月にはマインクラフトの「トロッコ」を現実に作るというムービーがYouTubeで公開されており、再生数100万回超と好評を博しています。
This minecart is real and fast - YouTube

こちらが今回の主役となる、マインクラフトのトロッコ。

このトロッコはアメリカ国内のとあるアミューズメント施設に設置されているレールを使って、実際に試乗まで行われています。


このトロッコを開発したのは、発明系YouTuberのJoel Createsさん。

Createsさんが今回開発に挑むのは、できる限り本物に近いマインクラフトのトロッコ。作中でトロッコは鉄インゴットでクラフトできるので、車輪は鉄製。また、最高速度も作中の速度に近づけるのが目標。

というわけで、Createsさんは綿密な計算や試行錯誤を繰り返してトロッコの駆動部を作成。


荷台部分の基礎は合板製ですが……

前述のように作中のトロッコは鉄インゴット製なので、これでは「できる限り本物に近い」とは言えない感じ。

Createsさんいわく「本当に荷台部分まで鉄製にすると高価すぎ&重すぎ」なので、選ばれたのが鉄っぽく塗装したポリスチレン断熱材。Createsさんはたまたま直前に「Infinitus」というSF風ショートムービーを撮影していたため、鉄っぽく塗装した厚さ2インチ(約5cm)のポリスチレン断熱材が大量に余っていたとのこと。

このポリスチレン断熱材の外装部分にマインクラフトのブロックっぽく見えるような溝を入れて……

Createsさんの妻が塗装を担当。

基礎となる合板の外側に貼り付けて完成。

というわけで、実際に試乗へ。動力にあたるバッテリーを取り付けて……

レールに設置。

そして発車。Createsさんはナレーションで「ここまでできたのが信じられないよ」とコメントしています。

実際に走らせてみると、トロッコは乗員の重量を含めても300ポンド(約140kg)ほどしかないため、小枝を踏んづけた際に小枝に負けて脱線してしまうこともわかりましたが……

順調にコースを1周できた様子。

Createsさんが「時速30マイル(48km/h)を超えたら事故りそう」と言いながら行った速度実験では最高で時速26マイル(約41km/h)を記録しました。

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