YouTubeが史上初めて「総視聴回数1兆回」を達成したゲーム「マインクラフト」を特設サイトで祝福
YouTubeが史上初めて関連動画の合計再生回数が「1兆回」を突破したゲーム「マインクラフト」を祝福する特設サイトを公開しました。YouTubeにおけるマインクラフト動画の歩みを、マインクラフト要素をふんだんに用いて解説しています。
YouTube Culture & Trends - One Trillion Views of Minecraft on YouTube - Data Visualization
https://www.youtube.com/trends/articles/minecraft-trillion/
「1兆回」と言われてもなかなかピンと来ませんが、YouTubeによると、仮に1兆回の視聴が1回あたりたったの1秒しか再生されていなかったとしても、総視聴時間は3万年以上にも及ぶとのこと。この総視聴時間は、「マインクラフトの発売以来12年間毎日数万人のクリエイターが動画を投稿し、その動画を毎日数万人の視聴者が見てきた」という計算になります。
YouTubeのビッグデータを用いた「ジャンルごとの視聴回数」の推移が以下。ここでのジャンルは、ハードコアで100日間生存するという「100 Days」、マインクラフトで作成された印象的な短編アニメーション「Animation」、単なるプレイ動画を超えたクリエイターとしての腕を見せる「Minecraft, But...」、マインクラフトを使った流行曲のパロディー動画「Parody」、何らかのロールプレイをしつつ配信する「Role-Play」、クリアタイムを競う「Speedrun」、バトルロイヤル系modを使った「Survival Games / Hunger Games」、マルチプレイサーバーで協力して生き残る「Survival Multiplayer」の8種類です。
各ジャンルにカーソルを合わせると、そのジャンルの視聴回数がどのように増減したかがグラフで表示されます。
また、グラフ上にカーソルを合わせると、その年におけるそのジャンルの総再生回数が表示されます。例えば、「Animation」は2020年には50億回再生された様子。
「FILTER BY LOCATION」に表示された国旗をクリックすると、国ごとの結果が表示されます。日本の場合は「Animation」「Survival Multiplayer」の2つが長らく主流でしたが、2019年頃から「100 Days」の再生回数が急激に増えているようです。
また、年度ごとのクリエイターランキングと動画ランキングも公開されています。
クリエイターと動画はそれぞれマインクラフトを象徴する「ブロック」として表現されており、ブロックの大きさは再生回数の大まかな量を表しています。各ブロックにカーソルを合わせると、チャンネル名やその年の総再生数などが閲覧でき、クリックするとそのチャンネルに移動することが可能でした。
クリエイターランキングと動画ランキングは、ランキング上部の「CREATORS(クリエイター)」「VIDEOS(動画)」から切り替え可能です。
YouTubeは「YouTubeにおけるマインクラフトの物語は、ゲームの変化、YouTubeの変化、そしてクリエイターと視聴者双方の興味の進化によって、果てしない創造性を発揮しています。信じられないかもしれませんが、そのエネルギーとアウトプットは年々増加しており、総視聴回数5000億回に到達するまでは8年かかりましたが、5000億回から1兆回まではたったの2年間でした。今後どのような高みに到達するかは想像しかできませんが、その推移を見守るのは楽しいものです」と述べ、マインクラフトの総視聴回数1兆回達成を祝福しています。
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