メモ

Appleが転職阻止のため最大2000万円相当のボーナスを支給


Facebookを運営するMetaなどによる引き抜きを防ぐために、Appleがボーナスとして5万ドル(約570万円)から18万ドル(約2100万円)の株式を一部エンジニアに配っていることが報じられています。

Apple Aims to Prevent Defections to Meta With $180,000 Bonuses for Top Talent - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-12-28/apple-pays-unusual-180-000-bonuses-to-retain-engineering-talent

Some Apple Engineers Rewarded Up to $180K in Stock Bonuses as Incentive to Stay - MacRumors
https://www.macrumors.com/2021/12/28/apple-engineers-stock-bonus/


ニュースサイトのBloombergによると、ボーナス支給対象となっているのはシリコン設計やハードウェア、一部のソフトウェアや運用グループのエンジニアで、エンジニア全体の10%から20%にあたるとのこと。

支給されるボーナス株式の額には5万ドル(約570万円)から18万ドル(約2100万円)の幅があるものの、多くの人は8万ドル(約920万円)、10万ドル(約1150万円)、12万ドル(約1380万円)のいずれかだそうです。


Appleでは基本給のほかに株式や現金でボーナスを支給することがありますが、今回のような支給は「異例」とBloombergは指摘しています。

こうした異例のボーナス支給を行う背景とみられるのが、過去数カ月の間にAppleのエンジニアを100人単位で引き抜いているMetaの存在です。メタバースに注力し、さらなる躍進を目指すMetaは「大幅な昇給」で攻勢をかけており、Appleでは自動運転車部門などに影響が出ているとのこと。

また、報酬面だけではなく、Appleがオフィス復帰を強く求める傾向にあるのもエンジニアの離反を招く要因として挙げられています。Bloombergによると、Appleの一般社員の出社日数は週に3日なのですが、エンジニアは週に4~5日出社しなければならないとのこと。Metaや他の企業は、出社ポリシーをもっと緩く設定しているそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Google、Apple、Adobe、インテル、ピクサーらが結んでいた秘密協定とは? - GIGAZINE

Appleなどの「従業員引き抜き防止」秘密協定に対し534億円の和解金支払い命令が下される - GIGAZINE

Appleが人工知能のエキスパートをNVIDIAから引き抜き、全自動運転車開発を本格化か - GIGAZINE

Appleから優秀な人材がイーロン・マスク率いるテスラへ流出しまくり - GIGAZINE

in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.