AIデータセンター建設計画の半数は変圧器やバッテリー不足で延期または取り消しになる見込み

AI需要の高まりに合わせて、多くのAIデータセンターを建設する計画が進められていますが、その半数は延期またはキャンセルになる見込みであることがわかりました。
US AI Data Center Expansion Relies on Chinese Electrical Equipment Imports - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/features/2026-04-01/us-ai-data-center-expansion-relies-on-chinese-electrical-equipment-imports

Half of planned US data center builds have been delayed or canceled, growth limited by shortages of power infrastructure and parts from China — the AI build-out flips the breakers | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/tech-industry/artificial-intelligence/half-of-planned-us-data-center-builds-have-been-delayed-or-canceled-growth-limited-by-shortages-of-power-infrastructure-and-parts-from-china-the-ai-build-out-flips-the-breakers
世界的に増大するAIの需要に応えるため、ビッグテック各社はAI向けのデータセンター建設計画を複数推進しています。AlphabetやAmazon、Meta、Microsoftの2026年の投資額は6500億ドル(約104兆円)に上ります。
しかし、経済紙のブルームバーグによると、計画の半数ほどは延期かキャンセルされる見込みで、2026年にアメリカで稼働予定となっているデータセンターのうち実際に建設が進められているのはその3分の1以下だとのこと。
原因の1つとしては、データセンターに必要なチップの供給不足が挙げられています。
AIデータセンターの建設でチップ供給が滞ってスマホやPCが2026年中に最大20%値上がりする可能性 - GIGAZINE

今回、新たに指摘されたのは関連機器の供給不足です。
AIデータセンターは大電力を必要とするため、電力網の拡張が必要となりますが、電力網拡張で必要となるバッテリー、変圧器、開閉器などは電気自動車やヒートポンプなど他の分野でも利用されるため、製造能力以上の需要が発生する状況となっています。これは、ここ数十年にわたって製造業を中国などにアウトソーシングしてきたことも影響しています。
このため、カナダ、メキシコ、韓国から高出力変圧器がかき集められており、中国からの輸入量も2022年の1500台未満から8000台以上へと急増しているとのこと。
なお、アメリカのドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席は2025年10月に首脳会談を実施し、緊張関係は以前に比べると緩和されていますが、関係変化によってサプライチェーンに混乱がもたらされた場合、AIデータセンター建設計画はさらに遅れる可能性が考えられます。
ちなみに、多額の投資が行われているAIデータセンターについて、IBMのアービンド・クリシュナCEOは「利益を上げることはほぼ不可能」と警告しています。
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