レビュー

基本無料&ブラウザ上でサクッと動画編集や録画が可能なMicrosoftの「Clipchamp」を使ってみた


Microsoftが2021年11月2日に開催された技術カンファレンス「Microsoft Ignite」で、オンライン動画編集サービスの「Clipchamp」を発表しました。Clipchampは2021年9月にMicrosoftが買収したウェブサービスで、今回発表されたサービスはウェブブラウザあるいはPWA上で動画編集ができるとのこと。どれだけ簡単に動画を編集できるのか、実際に使ってみました。

すべての動画のニーズを一カ所で|Clipchamp
https://app.clipchamp.com/signup


Meet Clipchamp —Microsoft’s New Video Editing App to Empower Creators! - Microsoft Tech Community
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-blog/meet-clipchamp-microsoft-s-new-video-editing-app-to-empower/ba-p/2901330


Clipchampにアクセスしたら、右上の「Try for free」をクリック。


ClipchampにはMicrosoftアカウント、Googleアカウント、Facebookアカウント、Dropboxアカウントでログイン可能。また、メールアドレスを登録することでもログインできます。今回はGoogleアカウントを利用しました。


使用目的を尋ねられるので、今回は「Personal」を選択。


ログインに成功すると、編集画面が表示されます。デフォルトでイントロ画面の編集プロジェクトがサンプルとして開かれていました。


そこで、表示される文字を変更します。下部に表示されるタイムラインからテキストを選択して、上部に表示されるメニューから「Text」を選び、「TEXT」欄で文章内容を入力し、「FONT」欄でフォントを選択します。フォントはかなり充実していますが、日本語フォントは含まれていません。


タイムラインの動画上で右クリックをするとメニューが表示され、複製やコピー、分割など基本的な操作ができます。


編集が終わったら、右上の「Export」をクリックすれば動画を書き出すことができます。


動画のタイトル、解像度、最適化を選択して「Continue」をクリック。Clipchampは無料であるBasicプランのほかに、月額9ドル(約990円)のCreatorプラン、月額19ドル(約2100円)のBusinessプラン、月額39ドル(約4300円)のBusiness Platinumプランがあり、書き出す動画の解像度はBasicプランが480pまで、Creatorプランが720pまで、BusinessプランとBusiness Platinumプランが1080pまでとなっています。今回は無料版なので480pの解像度で書き出します。


動画の書き出しが始まりました。書き出した動画はローカルに保存できます。また、同時にGoogleドライブやYouTube、TikTokなどにもアップロードできます。今回はGoogleドライブを選択します。


「Save」をクリックすれば、書き出した動画が自動でGoogleドライブに保存されます。


実際に書きだしたイントロムービーが以下。

ブラウザ上で動画編集ができるClipchampでイントロカードを作ってみた - YouTube


もちろん編集したい動画を自分でアップロードすることもできます。左上にある+アイコンをクリックし、編集したい動画をドラッグ&ドロップするかクリックして指定すればOK。


こんな感じで、自分で撮影した動画を編集することが可能。


また、Clipchampにはその場で録画する機能も備わっています。左のメニューバーから「Redcord & create」を選択すると、ウェブカメラの撮影やスクリーンのキャプチャが可能。今回は「Screen & camera」を選択しました。


ブラウザからウェブカメラやマイクの使用許可を求められるので、「許可」を選択。


左下にウェブカメラで撮影した映像、そして任意のウィンドウを表示した状態で録画することができます。録画するウィンドウは選択することができますが、録画前に指定する形式なので、あらかじめ録画したいウィンドウを開いた状態でスタートする必要があります。


録画を終了すると、動画はWEBM形式でローカルに保存されます。また、Clipchamp上にも動画が保存され、自動的にプロジェクトとして編集可能な状態になります。


他にも、Clipchampではさまざまなストックが利用可能。例えば音楽や効果音……


動画


テキストスタイル


フィルターやトランジションなど、大量の素材が利用可能となっています。


また、ClipchampはPWA版もリリースされており、以下から入手可能です。

Clipchamp - 動画エディター を入手 - Microsoft Store ja-JP
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/clipchamp-動画エディター/9p1j8s7ccwwt

なお、無料版のBasicプラン、有料版のCreatorプラン・Businessプラン・Business Platinumプランのサービス内訳は以下の通り。
・Basicプラン:動画書き出し無制限、解像度480pまで
・Creatorプラン:動画書き出し無制限、解像度720pまで、クラウドストレージ無制限、オーディオストック無制限
・Businessプラン:動画書き出し無制限、解像度1080pまで、クラウドストレージ無制限、オーディオストック無制限、Brand kit
・Business Platinumプラン:動画書き出し無制限、解像度1080pまで、クラウドストレージ無制限、動画ストック無制限、オーディオストック無制限、Brand kit

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in レビュー,   ソフトウェア,   ウェブアプリ,   動画, Posted by log1i_yk

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