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Microsoftがバーチャル会議向け3Dプラットフォーム「Mesh for Teams」を開発


複合現実(MR)プラットフォーム「Microsoft Mesh」の機能をオンライン会議ツール「Microsoft Teams」向けに拡張した「Mesh for Teams」を2022年にリリースする予定であることをMicrosoftが発表しました。

Mesh for Microsoft Teams aims to make collaboration in the ‘metaverse’ personal and fun | Innovation Stories
https://news.microsoft.com/innovation-stories/mesh-for-microsoft-teams/

With Mesh for Teams, Microsoft plans to bring 3D workspaces to remote workers in 2022 | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2021/11/with-mesh-for-teams-microsoft-plans-to-bring-3d-workspaces-to-remote-workers-in-2022/

「Microsoft Mesh」は2021年3月に発表されたMRプラットフォームで、複数のユーザーで仮想現実空間を共有することができます。

Microsoftが複合現実プラットフォーム「Microsoft Mesh」を発表、HoloLensで遊べるポケモンGOのデモ映像も - GIGAZINE


Microsoftの調査によると、Microsoft Teamsなどで行われるオンライン会議はどこにいても参加可能で便利である一方、人間関係やキャリアを築くためのちょっとしたことが欠けているように感じている人が多いとのこと。

また、オンライン会議参加時にカメラをオンにすると積極的に参加しているように見えますが、オンかオフかの二者択一であるという点が使いづらく、多くの人は会議の大半、単なる静止画のようになってしまうという問題もありました。


こうした問題の解決方法としてMicrosoftが提示するのが、「Microsoft Mesh」の機能を「Microsoft Teams」に取り込む「Mesh for Teams」で、リモート会議とハイブリッド会議をより協調的で没入的なものにしてくれるとのこと。

「Mesh for Teams」で用いられるアバターの例はこんな感じ。


没入型スペースでのミーティングの様子。


オンライン会議の際、ビデオをオンにしたくない理由がある人はアバターで参加することができます。


なお、MicrosoftではMesh for Teamsを「メタバースの入口」と表現していますが、ニュースサイトのArs Technicaは「Microsoftの言っていることはマーク・ザッカーバーグらの言う『メタバース』とはかけ離れています」「『メタバース』の概念を巡り、投資家やメディアの誇大宣伝に乗ろうとしているのは、Microsoftとしては初の試みです」と冷ややかに分析しています。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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