CPU性能を強化したMicrosoftの2-in-1タブレット「Surface Go 3」のベンチマークテストを行ってみた
2021年10月5日に発売されたMicrosoftの2-1n-1タブレット「Surface Go 3」は、2020年に発売された前モデル「Surface Go 2」からCPU性能を強化しています。実際のところどれほどのパフォーマンスを発揮するのか、ベンチマークテストを行ってみました。
Surface Go 3 - 最もポータブルな 2-in-1 タブレット & ノート PC - Microsoft Surface
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-go-3/904h27d0cbwn
Surface Go 3は前モデルと比較してCPUがPentium Gold 4425YからPentium Gold 6500Yに変化したほか、OSがWindows 11に、バッテリー性能ががわずかに向上しています。そのほかに大きな違いはありません。
パフォーマンス測定にはベンチマークソフトの「Geekbench 5」と「PassMark PerformanceTest」を使い、テストをそれぞれ2回実施した上でスコアが高い方を選択しました。
Geekbench 5でのテストの結果、シングルコアのスコアが「815」で、マルチコアが「1608」でした。
各種処理を想定したシングルコアのベンチマークは以下の通り。シングルスコアが「815」、暗号化処理が「1066」、整数演算が「745」、浮動小数点演算が「925」という結果に。
各種処理を想定したマルチコアのベンチマークは以下の通り。シングルスコアが「1608」、暗号化処理が「2418」、整数演算が「1503」、浮動小数点演算が「1699」という結果になりました。
なお、前モデルであるSurface Go 2と比較してみると以下の通り。Surface Go 3のシングルコアは「397」でマルチコアが「978」であるのに対して、第3世代モデルはシングルコアが「815」でマルチコアは「1608」と、CPUがPentium Gold 4425Yから変更された分、スコアが上昇しています。
続いてPassMark PerformanceTestでテストを行いました。
表示されているグラフのうち、オレンジ色のバーが今回の結果、その直上に表示されたバーがSurface Go 2のサンプルスコアです。全体のスコアはSurface Go 2が「1172」で、Surface Go 3が「1575」という結果です。
CPUはSurface Go 3がSurface Go 2の約1.8倍。
2DグラフィックスのスコアはSurface Go 3がわずかに上回ります。
3DグラフィックスはSurface Go 3がわずかに下回るという結果に。
メモリーはSurface Go 3がわずかに勝ります。
ディスクも同様の結果となりました。
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